暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
Another50 タケル
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喋っちゃった……]

反射的にD-コネクションから飛び出したパタモンは思わず奈津子とタケルを見遣る。

タケル「大丈夫だよ、パタモン。ママはもう気絶しちゃったみたい。ママは蜘蛛がゴキブリより嫌いなんだ」

[やいやい、選ばれし子供!!お前のタグと紋章を寄越せ]

パタモン[タケルとタケルのお母さんは僕が守る!!]

タケル「パタモン!!デジメンタルアップ!!」

パタモン[パタモンアーマー進化!ペガスモン!!]

ペガスモンにアーマー進化して、ドクグモンに向かっていく。
[スティンガー・ボレーション!!]

ペガスモンに向けてドクグモンが必殺技を繰り出すが、ペガスモンは高い機動力を活かしてそれを回避する。

タケル「倒す必要はないんだよね…ペガスモン、あいつを捕まえて!!」

ペガスモン[分かった!!サンクチュアリバインド!!]

光の縄を作り出し、ドクグモンを拘束する。

[ぐおっ!?ええい、これくらい!!]

ドクグモンが暴れて、拘束から抜け出そうとするが、ペガスモンはそれを呼んでいたのか、縄を伸ばして拘束したドクグモンを勢いよく地面に叩きつけた。

[ぎゃあ!!?]

ペガスモン[シルバーブレイズ!!]

地面に叩きつけられたドクグモンに向けて額から光線を放って直撃させた。

ペガスモン[今だ、タケル!!]

タケル「よし!!デジタルワールドに帰れ!!」

D-コネクションを気絶したらしいドクグモンに翳し、ドクグモンをデジタルワールドに強制送還させるのだった。



































奈津子「う……ううん……」

気絶から目を覚ました奈津子が起き上がる。

タケル「ママ!!」

奈津子「タケル!!あ、あの蜘蛛の怪物は?」

タケル「怪物……?蜘蛛なら出て来たけど普通の大きさだったよ……」

母を気遣い、咄嗟に嘘をつくタケル。
大輔達との冒険でタケルも少しずつ成長している。

奈津子「ええっ!?でも人ぐらいの大きさで……」

タケル「きっと驚いて見間違えちゃったんだよ。僕が掴んで捨ててきたから大丈夫だよ」

奈津子「(疲れていたのはタケルじゃなくて私の方だったのかしら……)そう……そうよね……いるわけないわよね、お化け蜘蛛なんて」

タケル「そうだよ、それより、早く家に帰ろう。大輔君達のこととか色々話したいことがあるんだ」

奈津子「ええ!!帰りましょう。キャンプ帰りのせいかしら、さっきのタケル、頼もしく見えたわ」

タケル「僕も成長してるんだ」

奈津子「なあに、それ」

タケルと奈津子の母子は仲良く自宅へ
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