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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
プロローグ ラインハルトの腹心(注:実在します)
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実が公表されることは無く、彼は裁判にかけられることなく死去したという事になった。
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「それで、暇だから私のところに来たと?」
「そうだよ。だって君が言ったじゃないか、たまには座に来いと。十六年も待ってやったのに何も出来ないんだから、期待はずれもいい所だよ。スワスチカが開くまで此処で待たせてもらうよ」
「まあ良いが、君はこれからどうなると思っているのだ」
「期待はするさ。ラインハルト達もこれで準備が整った。後は人形の出来と君の女神がそれを喜ぶかどうかしだいだよ」
これより、史実と異なる一つの物語が始まる。彼は影であり決して舞台で頂点に立つことはないが、それゆえになかなか興味深い。では一つ死と呪いを持つ『交響曲第九番』における最初にして最悪の序曲を御覧あれ。
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