第五章
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」
「お姫様よりずっと奇麗だよ」
「いや、いい服を買ったな」
「あたしの話をよく聞いてくれたね」
「うん、私もね」
着ているチャオルンもだ、くるくると動いてビーズがシャララと鳴るのを聞きながら上機嫌で二人に返した。
「夢みたいな気持ちよ」
「そうか、そこまでか」
「嬉しいのね」
「私達にこんないい服があるなんて」
モン族にというのだ。
「思いもしなかったわ、けれどね」
「その服をだな」
「気に入ったのね」
「凄くね、じゃあね」
「ああ、今からな」
「お祝いよ」
そのご馳走を食べてというのだ、チャオルンは家族の中に満面の笑顔で入った。ビーズを飾ったその服を着て笑った顔はその服の見事さもあってまさに精霊の様だった。
モン族の服
2015・8・25
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