Life14 新たなる贋作者
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・ファンタズム・チェインバースト》!!」
「な!?」
「士郎さん!!?」
内包する神秘を爆発させて叩き込むのが壊れる幻想だが、複数の爆発をつなぎ合わせて威力の範囲を増加させるのが壊れ乱れる幻想だ。
その結果、ライダーの宝具たる謎の幻想種はダメージこそ無いモノの、爆発の威力により距離を離された。
そしてもう一つ、当然その場で爆発させたので士郎自身にもその爆発の威力が纏わり付く事となった。
一誠が驚いたのは、この事だ。
こんなミスを士郎がするはずがないと思っていたので、余計に驚いていた。
しかし爆発による煙が晴れた時には、士郎は無傷で立っていた。
「無傷!?」
「ほぼ零距離の筈だぞ?」
先ほど以上に驚く2人の反応にも歯牙にもかけず、ライダーに向かって行く。
「正面!?舐められたものだ!!」
「アレはタンニーンのおっさんの!?まだ残しといたのか!」
ライダーの手の合図により、謎の幻想種の口からはタンニーンに食らわせた時よりも3回りほど小さい焔の玉を吐き出して、士郎にぶつける為に放つ。
されど士郎は躱すそぶりを見せずに、自ら当たりに行った。
そして無傷のまま突破した。
この事にまたライダーと一誠は大層驚く。
「えぇええ!!?」
「あり得ん!龍王の焔なのだ、むぅう!!?」
自分が跨いでいる宝具の意図も無い行動と言うか衝撃に、慌てる。
何が起きたかと言えば、士郎が自ら焔の玉にぶつかる直前にライダーの意識の死角を突いて、謎の幻想種の口内に向けて先ほどの劣化・絶世の剣を2本ほど投擲させた後、壊れた幻想を用いて体内にて爆発させたのだった。
しかし謎の幻想種は中も外も強度が高いのか、大したダメージは無いが衝撃だけは凄まじかったようで、大きな隙が自然と発生する。
そんな敵の隙が見えている処に、空から岩が落ちて来た。
いや、よくよく見れば斧の形状にも似ていて、手で掴み携える事の出来る柄の部分まであった。
それを士郎は警戒する事も無く掴む。
瞬間、その岩斧は、士郎と同じく煌びやかな輝きを放つように変化した。
その変化にも構わずに、斧を振るための最適な姿勢で構える。
「――――投影、装填。――――全工程完了」
士郎は今だ態勢を整えていないライダーを一瞥して、敵の宝具たる謎の幻想種に狙いを定める。
「―――――是、射殺す百頭・不滅!!」
ライダーの宝具である謎の幻想種は、先の衝撃で躱す動作も出来ずに、煌びやかな美しさを纏った岩斧による神速の九連撃を余すとこ
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