第5章「戦闘団(カンプ・グルッペ)」
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両者の指示を受け、ロザリー隊とスーパーX改が射撃を中止して前進する一方、ロザリー隊と共に射撃を行っていた新兵隊はMBF―X隊の護衛を受けながら後退、そして両者が行動を開始するのとほぼ同時にスーパーX3とスーパーX2がドラゴンに対する攻撃を開始した。
「藤田、フォックス1、ファイヤー」
「了解フォックス1、ファイヤー!!」
「薫、フォックス3、ファイヤー!!」
「了、フォックス3、ファイヤー!!」
長曽我部と羽島の発した攻撃命令を受けた藤田と薫は鋭く復唱しながら攻撃を開始、スーパーX3の機首から超低温レーザーが発射され、スーパーX2からは両舷から突き出た収納式ガンポッドに1基づつ搭載されている30ミリガトリング砲GAU―8アベンジャーが激しいマズルフラッシュと共に30ミリ弾の奔流を迸らせた。
スーパーX3の発射した超低温レーザーを受けたスクーナー級が一瞬にして体躯を凍結させられるのとほぼ同時にアベンジャーから迸り出たHEAT弾(対装甲榴弾)とAPDS弾(高速徹甲弾)をまともに浴びたスクーナー級が一体ぼろ雑巾の様にされて血飛沫を撒き散らし、残るドラゴン達は慌てて散開しながらスーパーX3とスーパーX2に向けて光線を発射した。
スーパーX3とスーパーX2はドラゴンの反撃を平然と受け止めながら左右に進路を変更してドラゴンの群を左右に分断し、ドラゴンの群が完全に分断されると同時に後続していたゾーラ達が攻撃を開始した。
「行くぞっヒルダ!ついてきなっ!!」
「イエス・マムッ!!」
ゾーラの指示を受けたヒルダは叩きつける様な口調で応じながら加速を開始したアーキバス・ゾーラ・カスタムの動きに追従し、アーキバス・ゾーラ・カスタムとグレイブ・ヒルダ・カスタムは混乱しつつもスーパーX2への攻撃を続けていたドラゴン達へと襲い掛かった。
アーキバス・ゾーラ・カスタムとグレイブ・ヒルダ・カスタムが剣を一閃させるとスクーナー級が断末魔の咆哮と共に両断され、ゾーラとヒルダは剣と機銃を使ってスーパーX2を攻撃していたドラゴンを次々に撃墜していった。
「ヴィヴィアン、此方も行動開始よ、スーパーX3を援護しなさい」
「OK、それじゃあ行くよーっ!!」
ゾーラとヒルダの行動を目にしたサリアが後続するヴィヴィアンに命令を下すとヴィヴィアンは即座に返答した後にレイザーを加速させてアーキバス・サリア・カスタムを追い抜いて行き、サリアはそれを確認しながら狙撃ライフルを構えてスーパーX3を攻撃しているドラゴン目掛けてそれを発射した。
サリアが発射した炸裂弾は狙い違わず目標のスクーナー級を直撃してそれを撃墜し、新たな攻撃を浴びたドラゴンが動揺の気配を見せる中にレイザーが突進した。
ドラゴンの直中に突進したレイザーは激しい銃撃と鋭い剣撃によってスクーナー級を次々に撃墜し
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