怨みは夜の帳に包まれて
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夜・・・
「ダハハハッ!!おーしもっかい行くぞ!!魂はいつでもワイルドォ!?」
「「「「「「「「フォー!!」」」」」」」」
今俺たちはギルドの皆さんと宴会をしているのだが、もうほとんどの皆さんがお酒に酔いつぶれて眠ってしまっている。
しかし俺たち妖精の尻尾Aチームのメンバーは元気いっぱい大盛り上がりである。ただエルザさんは用事があるとのことで席を外しているので、変わりにハッピーとセシリー、そしてなぜかプルーが騒いでいるのだけどね。
「ガハハハッ!!あんたらいいノリしてるよな?」
「それはお互い様でしょ!!」
バッカスさんとハッピーがそう言う。今日の宴会にはなぜか四つ首の仔犬のバッカスさんとロッカーさんもやって来て一緒に大騒ぎしている。
「結構遅くなったし、そろそろ宿に帰らねぇとな」
「エルザはまだかよぉ?」
「そういや遅ぇな」
「なんか用事があるとか言ってたけどな」
「こんな時間ですし、もしかしたらもう宿に帰ってるかもしれませんけどね」
エルザさんは宴会が始まる前にすでにどこかに行ってしまっていたし、何か外せない用があったんだろうな。
しかし、今日の活躍したエルザさんとエルフマンさんがどっちも宴会に出てこれないなんて、ちょっと可哀想かも。
「腕のケガは大丈夫ですか?」
「一晩寝りゃどうにかなるって!!」
「ワイルドだろ?」
「ププーン」
ウェンディの問いにバッカスさんとロッカーさんがそう答える。
「おっと、忘れるとこだった」
バッカスさんとロッカーさんは宿に帰ろうと席を立ったが眠っているミラさんとリサーナさんを見て足を止める。
「エルフマン・・・つったよな?あいつに伝えといてくれ。ワイルドなバトルだったぜ、また大会中に当たんのを楽しみにしてるってな」
バッカスさんはこの場にケガの影響のため来ていないエルフマンさんへの伝言として俺たちにそう言う。
「伝えといてやるよ。俺もお前と戦ってみてぇしな」
「次もうちが勝つからね!!」
「いつでもかかっておいでよ〜」
「ププーン!!」
ナツさんとハッピー、それにセシリーとプルーがそう言う。
「漢!!」
「「「「「「「「「フォー!!」」」」」」」」」
去り際でもハイテンションのバッカスさんにつられて俺たちも叫んでしまう。
「もう・・・うるさいなぁ・・・」
その声のせいなのか、さっきまで眠っていたレビィさんが目を擦りながら体を起こす。
「そういやじっちゃんは?」
「そういえばいないような・・・」
「確かバッカスさんと飲み比べして・・・」
「その辺に転がってんじゃねぇか?」
俺たちはマスターがどこにも見当た
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