怨みは夜の帳に包まれて
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ント、大鴉の尻尾!!
二日目は0ポイントながら2位をキープした剣咬の虎!!
同じく2位蛇姫の鱗!!ともに現在20ポイント!!』
二日目が終わり、現在の順位と得点が発表されていく。そんな中でも蛇姫の鱗のトビーさんはバトルパートでクロヘビに破られた靴下のことをまだ引きずっているらしく、リオンさんに慰められていた。
『そして4位に10ポイント追加で計19ポイントの人魚の踵が2ランクアップだね』
人魚の踵では戦いを終えて帰ってきたカグラさんをみんなで囲んでいた。ソフィアさんが早速セクハラしようとしてたけどリズリーさんとアラーニャさんに止められて悔しそうな顔してたけど。
『5位は17ポイント、1ランクダウン青い天馬!!COOL!!』
『そして6位に1ランクダウン!!四つ首の仔犬!!』
「ま・・・マジか・・・」
6位と発表された四つ首の仔犬の面々は真っ白になっている。しかし、その理由は1つ順位を落としたからではない。
「あの・・・俺らのギルド名・・・四つ首の仔犬になってんすけど・・・」
四つ首の仔犬の一人が振り絞るような声でバッカスさんにそう言う。
「漢と漢の約束じゃあしょうがねぇ。ガハハハハハッ!!おーし今夜も飲むぞ!!ワイルドォ!?」
「フォー・・・」
ギルド名が変わった原因であるバッカスさんは気にする様子もなく包帯でグルグル巻きの腕を掲げながら待機場所から去っていく。四つ首の仔犬の皆さんはあんまりなギルド名に涙を流していた。
『さーて、10ポイントずつを追加したもののいまだ最下位争いとなっているのが、妖精の尻尾Aチームと妖精の尻尾Bチーム!!共に12ポイント!!』
現在は四つ首の仔犬も12ポイントなため3チームが最下位の状態となっている。
『さぁ、大会三日目はどんな戦いが待っているのか!!』
こうして大会二日目が終了する。
「まだ最下位か・・・」
「なーに言ってんだよ!!ここからが本当の勝負だろ?」
「そうですね」
グレイさんとナツさん、俺がそう言う。
「んじゃあ反撃の狼煙も上がったことだし・・・宴だぁ!!」
「「「「イェーイ!!」」」」
ナツさんの言葉に俺たちは両手を上げて騒ぎ立てる。まぁうちは勝とうが負けようがいつだって宴をするんだろうとは思うけどね。
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