第16話
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「まどか。大丈夫かしら?」
「うん。でも、ちょっとやり過ぎじゃ・・・」
「やらなければまどかのたまごは握り潰されていたわ。」
そう言ってほむらちゃんはエイミーの入ったたまごを私に差し出す。そして、中からエイミーが出て来た。
「ただいま、まどか。」
「エイミー。無茶しないでよ・・・」
「ごめんなさい。でも、まどかを助けるにはあれしか無かったわ。でも、今はそれより。」
エイミーはあやせの方を見た。私も視線をそっちに向けると、あやせは刺された腕を押さえながら、ほむらちゃんを睨んでいた。
「今更現れて、ヒーローの積もり?そう言うのスキく無い。」
「言ってなさい。さて、これからどうするのかしら?」
ほむらちゃんがそう言うと同時に、さやかちゃんと回復したあむちゃん達が合流してきた。
「お待たせ!って、転校生1号!?何でここに!?」
「別に、ただ通りかかっただけよ。それより、双樹あやせ。手負いの状態でこの数を相手出来るかしら?」
「くっ・・・覚えておきなさい!!」
すると、あやせは氷塊を作って上に打ち上げた後、それに火球をぶつけた。それによって氷塊は蒸発して霧になり、私達の視界を遮る。霧が晴れた頃には、あやせの姿は消えていた。
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「あの黒い魔法少女・・・次に会ったらタダじゃおかないわ。」
あやせはほむら達から逃げた後、鉄道橋の橋桁の陰に隠れながら治癒魔法で傷を治していた。しかし、さやかのように治癒に特化してる訳ではないので、治りは遅い。
「なら、いいものがあるわよ。」
すると、1人の少女が声を掛けて来た。
「誰?」
「そうね。“ヒュアデス”とでも名乗っておくわ。それで、あなたにはこれをあげる。」
少女は服のポケットからグリーフシードとよく似た物体を取り出した。
「これを使えば、あなたが復讐したい相手をギャフンと言わせられるわよ。」
「それはいいわね。」
「でも、タダでは無いのでしょう?」
あやせとルカが交互に聞いた。
「ええ。あなたには少し私の手伝いをしてもらうわ。」
そう、対価を求める少女の容姿は、聖夜市に居るハズのプレアデス聖団のメンバーの1人、ニコと瓜二つだった。
続く
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