第16話
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一般人に気付かれにくい場所をあらかじめ見繕っていたので、そこに誘い込む積もりでいた。そして、増援として来た魔法少女のうち2人が追って来る。あやせとルカは2人で1人。ゆえに2人くらいなら相手をする事が可能だ。そして、彼女はついに町外れの廃工場で足を止めた。
「観念したかしら?」
マミが銃を構えながらそう問いかける。
「まさか?」
それに対するあやせとルカの答えは。
「ピッチ・ジェネラーティー!!」
自身の必殺の魔法だった。
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私達の目の前に熱気と冷気の混ざった閃光が迫って来る。
「散会よ!鹿目さん!!」
「はい!!」
私とマミさんは散会して避けた。でも、爆発の威力は強くて、横から爆風が襲って来る。
「キャア!!」
そして、吹き飛ばされた私はキャラなりが解けてしまった。まだ、キャラなり出来るようになってから2日目。まだ、力を使いこなせない・・・
「うふふ。まず、あなたのソウルジェムを貰うわ。」
双樹あやせが私に近付いて来た。どうしよう、動け無い・・・
「まどか!!」
すると、エイミーがたまごに戻ってあやせに体当たりした。エイミーは彼女の頬にめり込む。
「うぐっ!?何なのこれは!?」
あやせはエイミーを掴んで頬から離した。エイミーはかなりの勢いで体当たりしたみたいで、頬には青い痣が出来ている。
「たまごのおもちゃ?こんな物が何で?」
「か、返して!!」
私は痛む身体に鞭打って立ち上がった。
「まさか、これがあなたのソウルジェムだとでも言うの?なら、期待外れもいい所ね。こんな何の輝きも無いおもちゃだなんて。」
その言葉に、私の中で怒りが湧いて来た。
「それは、おもちゃじゃないよ・・・」
「は?」
「それは…エイミーは私のなりたい自分なの!それに、輝きが無いなんて事は無い!こころのたまごには、輝きが詰まってるんだもの!!」
「さっきから何を訳の分からないことを言ってるのかしら?そう言うの、スキく無い!」
そう言ってあやせはエイミーを握る手に力を込める。
「こんなガラクタ、要らないわ。」
「やめてえええええええええええええええええ!!!」
私が叫んだ時だった。
「それをされては困るわ。」
突然、ほむらちゃんが現れて、エイミーを握るあやせの腕にナイフを突き刺したのは。
「ぐあああああああああ!?わ、私の腕があああああああ!!」
いきなり腕を刺されて苦しむあやせ。ほむらちゃんはそこへさらに膝蹴りを叩き込む。そして、エイミーをあやせの手から奪うと、時間停止を使って一瞬で私
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