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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第155話 いつか届く、あの城に
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実だがよ? やっぱ、相手はあっちで見つけるべきだな〜って思って。……こいつ等みたく、そんな簡単に見つかる様な相手じゃないとは思うけどよぉ………」
クライン、次は目をうるうるとさせている。泣き上戸だろうか?
(……オレのかみさんとの出会いもゲームだった、って事は言わない方が吉だな)
クラインに追い打ちをかける真似は、流石にちょっと可哀想だと思ったのか、エギルは自身の出会い話までは言わないでおこうと口にチャックをしていた。
「ってな訳でだ! ……ざんぎょーは、最悪だが。金になるっ!! ネトゲ代は稼がないとなっ!!」
「おいおい、ネトゲ代だけじゃないだろ? 家賃その他諸々、生活費の方が先だろ先」
クラインの宣言に呆れながらつっこみを入れる。酒が入ってるのに、正気を取り戻しつつあるのが凄い。……皆のあの話を聞いてて、ちょっと覚めてしまったのかもしれない。
「ふぅ……」
「キリトもお疲れ。色々と大変だな? お前も」
「あ、ああ……。あんまり大きな声で言えないけど……」
戻ってきたキリトにエギルは、労っていた。キリトは、アスナの方をチラチラと見ながらそう答える。
アスナは、リズたちと楽しそうに絡んでいる。今は大丈夫だけれど、色々と大変だ、なんて言ったらアスナに逆襲に合いそうだ。色々と……。
「リュウキの方は、どうだ? クラインの相手ばっかしてたしな」
「……相手すんのがマスターだろ!」
「だから、相手してたんじゃないか。ほれ、おごりだおごり」
エギルが、棚から取り出したのは、ウコンの力。飲むタイミングは一体いつなんだ?と色々と言われているが、実の所は飲む前だろうが、後だろうがあまり変わらない様だ。クラインは、それを受け取ると、一気に飲み干した。
「ふぅ、初々しいってもんだ。まーだ 顔を真っ赤にして、倒れてんよ」
クラインは、指を指してそういった。リュウキは、キリトのすぐ傍の床で横になっていた。エギルが出した毛布にくるまりながら。
「それで、レイナは看病して無いのか? こんなリュウキ、滅多に無いのになー」
エギルは、苦笑いをしながらそう言っていた。とりあえず、息はしてるし、状態も問題無い。
……問題があったら、即救急車を読んでこの店大打撃。
馬鹿な事を考えつつ、あの世界の英雄でもあるこの男のこの姿を見て思わず笑ってしまう。顔を赤くさせて眠っているリュウキを見て、3人の男達は皆笑っていた。
そして、その後。
リュウキの傍で座る者の姿がいた。濡れタオルを用意して。
「……ドラゴ君にも、こんな一面があるんだ。本当に。……皆にはいろんな絆があるんだね。……他の誰も入っていけない。私には入っていけない」
リュウキの傍で腰を下ろし
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