三話
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際は会ったこともない。おそらく村を元気づけようとしたんだろう。しかし村人はそうは思っていない。
村人「一体、誰のせいでこんな目にあってるというんだ!!」
村人「ミードのせいだぞ!」
ミード。それが彼の名前だ。何があったかはわからないが罵声が飛んでくる。しまいには村の子供たちはミードめがけて石を投げ始めた。しかし子供の制球力なんてたかが知れている。石はほとんど後ろにいたメリオダスに直撃する。
少女「ミードのばかー!」
少年「ミードなんて大っ嫌いだ!」
少年「あっち行けー!」
ミード「うっ・・・・うるせえ!バーカバーカ!!」
メリ「なんでオレまで。」
メリオダス達は豚の帽子亭へ逃走する。残されたのはバムト、エリザベス、ホークだ。
ホー「厄介なときに来ちまったな・・・」
長老「あれも、根は優しい子なんですが・・
・・・」
バム「なるほど・・・・聖騎士がそんなこと言ったのか・・・」
エリザベスとホークは豚の帽子亭に戻ったがバムトは長老になんでこのような事態になったのかを聞いていた。ある日、訪れた聖騎士にバーニャのエールをバカにしたらしい。それも村人みんながいる前で。そしてそれに腹を立てたミードが聖騎士が持っていたグラスに虫を入れ、それに怒りを覚えた聖騎士が剣に自分の魔力をまとわせて地面に突き刺し水源を止めたという。
バム(・・・この村では、エールをバカにされるってことは村をバカにされるに等しい。村を思っての行為か・・・)
少し時間がたつと村が騒がしくなりはじめた。この村にいた騎士二人が日没までに剣を引き抜かなければ取り立てを今までの10倍にすると言ったのだ。その命令はかなり無茶苦茶だった。ただでさえ水が涸れ一本分の酒も造れないのに10倍なんて到底不可能だ。
村人「くそ〜!ミードがバカなことさえしなければ!」
村人「あいつ、なんでこんなことを!」
村人はミードに罪をなすりつけはじめた時だ。長老がみんなを黙らせた。
長老「いい加減にせい!!」
村人「長老・・・」
長老「ワシら、酒造りの傷をつけたのは誰じゃ?ミードか?ちがうぞ!あの子の行為はワシらの気持ちの代弁だったのではないか?」
長老の言葉に村は静まり返る。そして
村人「みんなー!なんとしても、この剣を引っこ抜くぞー!!」
村人「男共!!命がけで村を、エールを守るんだ!!」
村人は一致団結し、剣に縄を巻きつけ村の男全員で引く。そしてそこにミードも入ってきた。
村人「ミ、ミード!!?」
村人「危ないから引っ込んでろ!」
ミー「嫌だ!みんなこそ・・・引っ込んでろ!ここは、オレがやるんだ!」
村人「じゃ
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