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フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
ゼロの使い魔編
第二章 天空の大陸 アルビオン
主君の守り手
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ルッ!!」
――――“秘剣・燕返し”!!!――――
「がぁ!」
「ぐっ!」
「ごぁ」
「な、に・・・」
「ば、馬鹿な・・・」
一瞬で四人全てを斬り払った。本来、一人の敵を逃さず斬る佐々木小次郎の必中の剣技。だが、それを応用すると複数の敵を同時に斬る対集団の技ともなるのだ。
「?・・・模倣の出来が格段に上がっているな。」
架が感想を漏らすと、デルフリンガーがまるで知らしめるように高らかに叫んだ。
「当然さぁ!主を守る時その持てる力を最大限に引き出す、それが『主君の守り手』――――即ち『ガンダールヴ』よぉ!!でもって、そのガンダールヴに振るわれるのが俺様『
断魔の護剣
(
デルフリンガー
)
』ってわけさ。それが紛れもねえ、オメエ自身の宝具だ!!」
これが、俺の宝具・・・
「(思い出した!カケル君、君は・・・)」
「ええい!くそっ!!」
状況が悪いと判断したワルドは地面に思いっきり杖を突き立てた。そこから亀裂が走り、やがて礼拝堂全体が崩れ始めた。
「ワルド!!」
「今回は見逃してやるがなセイバー、次こそはその命貰い受ける。」
「来い、ランサー!」とワルドが呼ぶと、ガシャンと窓を突き破ってランサーが飛び込んできた。
「ここは退くぞ、ついてこい。」
「はいよマスター。」
「あれが、ワルドのサーヴァント・・・。」
初めて見た新たなサーヴァントをルイズはマジマジと見つめていた。
ワルドに続いて歩いていたランサーであったが、不意に立ち止ると目をこちらに向けてきた。
「ああそうだ、折角だからテメエらに一つ教えておいてやるよ。」
「何?」
「なっ!?」
「え?どういうこと?」
「ふん。じゃあな、また殺り合おうぜ。セイバーのクソガキ。」
架が驚いていると、ランサーは片手を挙げて今度こそ去っていった。
「!待ちなさいよ!」
「ルイズ、今は危険だ。俺たちも・・・」
「カケル君、上だ!!」
ウェールズの声を聞き上を見ると、天井の瓦礫が丁度落ちてくるところだった。
(くそっ、魔力はもう足りないし、二人を逃がす余裕は・・・!)
せめて直撃は避けないと・・・!!
架がルイズたちを庇おうと押し倒そうとした時だった。
「「レビテーション!!」」
突如、3人の体が浮かび上がった。落ちる瓦礫を上手く避けながら、上空まで運ばれた。
「は〜い、ダーリン!」
「・・・無事、みたい。」
「キュルケ、タバサ!」
「おーい、一応僕もいるんだけど。」
待っていたのはシルフィードに乗ったキュルケとタバサ、そしてシルフィードに抱えられているのはヴェルダンデとギーシュであ
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