マブラヴ
1067話
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加しないという事か?」
訝しげに尋ねるコーネリアに、少将は苦笑を浮かべながら頷く。
「はい。その、シャドウミラーの機体と私達の機体では性能差が有りすぎますので」
「……ふむ、そうだな。それはそれで面白い。アクセル、構わないか?」
視線を向けて尋ねてくるコーネリアだが、その瞳にあるのは獰猛な闘争心のみ。
例え慣れない相手や手駒であっても、やる以上は本気で挑むというのが如実に表れている。
実際、色々な世界と交流のあるシャドウミラーだが、その機体性能は他に類を及ばない程の代物だというのは事実だ。
特にマブラヴ世界はその技術レベルが低い事もあって、その差はより大きいだろう。
「分かった。いい経験になるだろうし……他に参加したい奴はいるか?」
その言葉に、スレイやイザーク、レイといった真面目な面子だけではなく、オウカまでもが参加を希望する。
このまま技術班を待っているのもなんなので……という事もあり、俺達はそのままJIVESのある場所へと向かう事になった。
「うおっ! マジか!? あそこにリニアガン・タンクを伏せさせてたのかよ!」
「ガン・ルゥを完全に囮として使っているな。小型で小回りが利く状態でミサイルやキャノン砲を発射しながら街中を逃げ回られれば、向こうとしても厄介でしかないし」
アウルの驚く声と、スティングの納得するような声を聞きながら、JIVESによるコーネリアの模擬戦を眺める。
映像に映し出されている中では、少将の操る戦術機部隊がリニアガン・タンクのリニアガンにより真横から奇襲されて、かなりの被害を受けている。
それでも戦術機部隊と一緒に街中を進んできていたガン・ルゥは、その小ささで攻撃を回避しながら前方へと進んでいく。
少将側のリニアガン・タンクは、定石通りに遠距離からの援護射撃を行っていたが、すぐに砲塔をコーネリア側のリニアガン・タンク部隊へと向け……次の瞬間には上空を一気に飛んできた戦術機部隊によって、真上から撃たれた突撃砲により致命的なダメージを受ける。
この辺、光線級や重光線級の影響により殆ど本能レベルで空を飛ぶという事に忌避感を持っているマブラヴ世界特有の弱点だよな。
俺達シャドウミラーにとって、空を飛ぶというのはあって当たり前の事。……まぁ、イルメヤは空を飛べないが。
それにKMFの運用という意味では空を飛ぶというのはあまり考えられていないんだよな。コーネリアがブリタニアにいた時は、空を飛ぶKMFなんてランスロットとガウェインくらいしか存在しなかったし。
もっとも、そのKMFにしてもフロートユニットで殆どの機体が一気に空を飛ぶようになってしまったが。
ともあれ、上空からの一撃は致命的だった。
リニアガン・タンクが全滅してしま
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