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転生とらぶる
マブラヴ
1067話
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 レモンから聞いた話によると、OSの方も色々と問題が多かったらしいし。
 それでもこっちの協力でその辺は大分マシになったらしいが。

「とにかく、ガン・ルゥよりも高性能なKMFは幾つもある。コーネリアが使っていたのは、その中でも最高峰の機体だったし、指揮していた機体もガン・ルゥよりも性能は上だ。……この世界の住人にも分かりやすく説明するとなると、ガン・ルゥはF-4のような存在で、コーネリアが乗っていた機体はF-22といったくらいに性能が離れている」

 正確にはF-4は戦術機の元祖という位置づけにある機体である以上、その位置に相応しいのはグラスゴーなんだろうが。
 バージョンが色々とあるという点でもF-4とグラスゴーは似ているように感じる。

「それは、また……」

 少将が俺の言葉に唖然として呟く。
 まぁ、その気持ちも分からないではない。その生産性の高さやライセンス生産を認めているという事もあって、今のマブラヴ世界ではガン・ルゥが急速に普及している。
 もっとも、生産性が高いとは言っても、それはあくまでも戦術機に比べればだ。
 この世界の技術では、ガン・ルゥの生産にもそれなりの負担になっているのは事実。
 これで引くか? そうも思ったが、少将の男は再び視線をコーネリアの方へと向ける。

「それでは、ガン・ルゥの戦術とは言いません。KMFそのものの戦術をご教授願えますか?」
「ふむ。そこまで言うのであれば、私としても構わない。……だが、KMFしか戦力がなかった私達の世界と違い、この世界では戦術機とリニアガン・タンクを含む戦車がある。ああ、いや。戦車や戦闘ヘリに関しては私達の世界にもあったが、それでも戦術機と組み合わせて運用をするとなると、色々と違うところも出てくるだろう?」

 その言葉は事実だ。実際、この世界の戦術機は、純粋に近接戦闘となればガン・ルゥは相手にもならない程の能力を持つ。
 それらと組み合わせる以上、ギアス世界の戦術がそのまま流用出来る筈もない。
 まぁ、参考程度には出来るんだろうが……寧ろ、先入観がないままに戦術機、KMF、戦車と組み合わせた戦術を使っているこっちのマブラヴ世界の方が発展してるんじゃないだろうか。
 特に人間同士が争っていたギアス世界と違い、こっちの世界は負ければ人類滅亡という中での戦いだ。当然その必死さは他の世界とは比べものにならない。
 別に他の世界が戦争を遊び感覚でやっているという訳ではなく、純粋にこの世界の人類が洒落にならない危機を迎えているってだけで。

「なるほど。では……そうですね、1度JIVESでシミュレーションをお願い出来ませんか? 双方とも通常編成の戦術機、戦車、KMFで指揮のみという形で」
「指揮のみ? それはシミュレーションに参加する者は戦闘に参
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