Another48 丈
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「へ?」
予想外の言葉に丈は目を見開いた。
シン「寧ろ、嬉しいよ。お前が勉強以外のことに興味を持つなんてな。」
丈「シン兄さん……?」
シン「親父に言われた通り、医者になろうと頑張るお前は偉いよ。でも、兄貴としてはもっと子供らしく、楽しいことも経験して欲しいんだ」
丈「兄さんがそんなこと思ってたなんて知らなかったよ」
医者になるためにずっとずっと勉強し続けた弟を少し心配していたシンに丈は驚いた。
シン「じゃあ、俺はまた出掛けるから折れた釣り竿は物置に入れといてくれ」
丈「う、うん……本当にごめんなさい」
シン「なあ……丈!!」
丈「な、何……?」
シン「何だかお前、変わった気がするよ。前より何て言うか…逞しくなった」
丈「そうかな……」
照れる丈にシンはニヤリと笑って言う。
シン「ああ!!前のお前なら折れた釣り竿のこと黙ってたはず!!」
丈「そんな〜〜〜!!」
ゴマモン『(流石は丈のお兄さんだね)』
シン「あはは……じゃあな」
丈「うん」
ゴマモン『なっ!オイラの言った通りだったろ?』
丈「うん!兄さんの気持ちも分かって本当に良かったよ……」
ゴマモン『よし、それじゃあオイラへのご褒美にハンバーガー奢ってよ』
丈「ええ……!!お小遣い足りるかな……」
ゴマモン『ははは……!!』
お小遣いに頭を悩ませながらハンバーガーショップに向かう丈であった。
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