第4章「出撃、Xシリーズ」
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
メイル第一中隊との合流空域に前進する」
「了、スーパーX2、集合空域に向け前進します」
羽島の号令を受けた滝本寺は静かにそれに応じながらスーパーX2を前進させ、スーパーX2は艦尾に搭載された推進用エンジンを猛然と咆哮させながら先行したMBF―X隊とスーパーX改との集合空域に向けて前進を開始した。(BGM・終了)
前進したスーパーX2は集合空域にて先行していたMBF―X隊及びスーパーX改と合流し、羽島はそれ等の部隊を率いてスーパーX3とパラメイル第一中隊との合流空域に向けて前進を開始した。
合流空域
ドラゴンの追撃を受けつつ羽島率いる増援部隊との合流空域へと急ぐスーパーX3とパラメイル第一中隊、一同は追撃してくるドラゴンからの攻撃を受ける事無く合流空域に到着する事に成功し、その直後にヴィヴィアンが接近してくる増援部隊の姿に気付いて弾んだ声をあげた。
「おおっ、来たよ、来たよ、何か面白そうなのが一杯来たよー」
ヴィヴィアンは接近してスーパーX2、スーパーX改並びにMBF―X隊の姿を目にして弾んだ声をあげ、サリアはその声を聞き流しながら接近して来る特異な外見の機体群に戸惑いの表情を浮かべた。
(……通常兵器ともパラメイルとも異なる異質の機体群、そして、それ等を統率する優秀な指揮官、一体、何なのよ、この部隊)
サリアがそう胸中で呟いていると、接近して来た増援部隊は空中でホバリング態勢に入り、それを確認したゾーラは即座に号令を発した。
「よし、全機、停止しなっ!!」
「「イエス・マムッ!!」」
ゾーラの号令を受けた第一中隊はそれに応じ(アンジュ以外)ながら空中に制止し、ゾーラは第一中隊を先導していたスーパーX3が増援部隊の上空に移動して第一中隊と向き合った後に空中でホバリング態勢に入ったのを確認しながらスーパーX3に通信を送った。
「長曽我部二等陸佐、お前さんの言ってた増援部隊ってなあ、中々壮観じゃねえか、気に入ったぜ」
「恐縮です、我々ゴジラ・コマンドは特性上、小型ドラゴンとの戦闘に些かの懸念がありますが、装甲及び火力を利用すれば十分貴隊を支援し得ると判断しています」
ゾーラの通信を受けた長曽我部は淀み無い口調で返信し、それを受けたゾーラは凄みのある笑みを浮かべながらサリア達に向けて口を開いた。
「よし、お前ら、ドラゴンが来ちまう前にゴジラ・コマンドの連中に名前だけでも伝えな」
「「イエス・マム」」
ゾーラの言葉を受けたサリア達は即座に応じると次々に搭乗機を示しながらゴジラ・コマンド側に名前を告げ、それを受けたゴジラ・コマンド側も同じ様に搭乗機と長の姓名階級を第一中隊側に告げた。
慌ただしい挨拶が終了するとほぼ同時にドラゴンの群が合流空域に到着し、それを確認したゾーラは不敵な笑みを浮かべたまま号令を発した。
「よし、行
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ