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流転の防人
第4章「出撃、Xシリーズ」
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々は上空直俺の為関係無しです、非常に無念です、終ワリ」
「D4、了解しました、D3に同じです、非常に無念極まり無いです、終ワリ」
陽華の通信に対して3機のMBF―Xは次々に返信を返し、陽華はそれを確認した後に「雷光」のブリッジを呼び出した。(BGM・L作戦マーチ)
「雷光、こちらゴジラ・コマンドD、発進準備完了、送レ」
「ゴジラ・コマンドD、こちら雷光、了解しました、上部ハッチを開放します、グッドラック、送レ」
「D、了解、あたし等だけじゃなくカワイコちゃん達の武運も祈ってあげてね、終ワリ」
「雷光、了、既に乗員一同、祈っております、終ワリ」
「……全く、あいつ等絶対あたし達の時より真剣に祈ってるでしょうが」
ブリッジとの交信を終えた陽華が小さく肩を竦めながらそう呟いていると天井が駆動音を立てながら開放され、それを確認した陽華は表情を引き締めながら口を開いた。
「発進スタンバイ」
陽華がそう言いながらエンジンを始動させるとMBF―Xに搭載されたジェット・エンジンが高らかな咆哮を轟かせ、続いて機体に収納されていた耐熱合金TA―32の装甲板が可動してコクピットの防弾ガラスを覆い尽くした。
TA―32の装甲板がコクピットを覆と同時に機体各部の設置されたカメラ類が映し出した光景がコクピットの周囲に表示(ガンダム等でお馴染みの360度全天周囲モニターみたいな物だと思って下さい)され、陽華は各部を素早く確認した後に雪菜に声をかけた。
「それじゃあ行こうか、ユッキー」
「……貴女とならば地獄の果てまでも」
陽華の言葉を受けた雪菜は静かに前方を見据えながら言葉を返し、それを受けた陽華が頬を緩めさせていると、MBF―Xを載せた床が駆動音を立てながら競り上がり始めた。
競り上がった床は45度程度の角度になった所で停止し、続いて陽華のレシーバーにブリッジからの通信が到達した。
「ゴジラ・コマンドD、こちら雷光、リニア・カタパルト、スタンバイ完了、進路クリア、発進宜し」
「雷光、こちら、ゴジラ・コマンドD、了解、D1発進します」
陽華がブリッジに返信すると刹那の間を置いた後にリニア・カタパルトが作動してMBF―Xを夜空(そら)に向けて射出した。
陽華はカタパルト射出による衝撃をやり過ごしながらMBF―Xを上昇させ、それに続いて次々に3機のMBF―Xがカタパルト射出されて夜空(そら)へと飛び出した。
「各機、こちらD1、D4はD3を指揮して本隊の上空直俺にあたれ、D2はD1と共に集合空域に移動する、返信不要、終ワリ」
陽華は後続するMBF―Xに指示を送り雪菜はそれを聞きながら操縦桿を操って、MBF―Xの機首を集合空域へと向けた。
発進した後に二手に別れて行動を開始したMBF―X隊、一方MBF―X隊を発進させた「雷光」では新たな動きが生じてい
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