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リリなのinボクらの太陽サーガ
同族
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「本の収集家かぁ……確かお兄ちゃんが前に、地上本部にいる局員の……あ〜えっと、名前が確か……め、めぇ……」

「めぇ〜めぇ〜?」

「羊の真似をするフェイト、マジ可愛い! 保存しとくわ!」

「プレシア……何となくわかってたけど、あんたって欲望に忠実なんだねぇ……」

「う〜ん、でも発音のニュアンスはなんか似てるんだよねぇ……。もう一声、よろしくぅ」

「じゃ、じゃあ……め、で思い付くものというと……メガネ?」

「ちょっと惜しい! でもおかげで思い出せたよ、ありがとうフェイト!」

「え〜……メガネで思い出す名前って何なのさ……」

「今度伊達メガネ発注しとこう。メガネっ娘フェイト、アリだわ!」

「……少し落ち着こうか、ママ。ともかくお兄ちゃんの知り合いらしいメガーヌさんって人が、自宅にたくさん歴史書を持ってるって話を聞いた事があるよ」

『そうか! それなら後でその人に協力を仰ごう。こんな状況だ、きっと力を貸してくれるはずだ!』

『だけど、いきなり大人数で人の家に押しかけるのもどうかと思うよ? それに無限書庫の方も調べておきたいし、ここは一つ、別行動を取ってみるのを提案するよ』

エイミィが提案したのは、メガーヌさんの協力を取り付けて本を探す組と、本局の無限書庫にたどり着く方法を探す組、無限書庫の内部を探す組の3つに分ける事だ。確かに封印方法がどこにあるかわからない以上、出来るだけ多くの本を調べる必要がある。そう考えればこの提案を否定する要素は無かった。

とりあえずメガーヌさんの所に行くのはクロノ達で、本局に行く方法を探すのが私達、無限書庫の内部を探すのがなのはとユーノに――――

『あ、無限書庫に行けたら私達も手伝うから。じゃ、そんだけ』

……あとリーゼ姉妹が増えた。ヴォルケンリッターは判断ミスの件もあってはやての傍を離れる気は無く、はやてが目を覚ますまでは頭数にカウントしない方が良いだろう。

『私はもう少しはやてちゃんと一緒にいるけど、後でユーノ君の所に行くね。本局に行く方法が見つかったらすぐ駆け付けるよ』

『僕達は早速地上本部に行ってみる。だが地上の局員は先程、都市部や沿岸部などの様々な場所に配置されたようだから、もしかしたらメガーヌさんを見つけるまで時間がかかるかもしれない』

「なんか皆と比べると、私達に一番厄介な問題を押し付けられた気がするけど……何か方法が無いか頑張って探ってみるね」

『ファーヴニル、ラタトスク、ニダヴェリールの事で何か知りたい情報があれば、僕に通信を送って欲しい。まだ身体がまともに言う事を聞いてくれないから、もうしばらくはベッドの上だけど、知っている事ならある程度話せるから』

『わかりました。それでは皆さん、お互いの健闘を祈り
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