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リリなのinボクらの太陽サーガ
同族
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ォォォォオオオオオドッッ!!!!!」

『サー!!!』

もはやフルドライブどころか暴走に近い力を引き出し、私の身体では耐え切れない程の出力を以って彼女と幾度も幾度も、一瞬の交差だけで数十撃の攻撃が飛び交う衝突を繰り返す。雷が落ちるかの如き爆音が室内に無限に響き、並の人間であれば私達の姿どころか影も見る事すら出来ない。光の速さで繰り広げられる超々高速戦闘、その戦いは片方が地面に落ちる事で一旦収まる。

そして落ちたのは……私だった。

『サー!!?』

「う……がふっ。ケホッ……あと……いっぽ……とど、かない…!」

鼻からだけでなく、眼や口からも血を吹き出して、身体は必死に限界を私に伝えてきている。だけどここで負ける訳にはいかないんだ……だから!

「フェイト!? そんな……こんなに大怪我して……!」

「ねえ、さん……あのちからを……つかわせて……! じゃないと……生き残れない!!」

「でもッ!!」

「早くッ!!」

震える足で立ち上がりながら私が発した必死の気迫を受けて、姉さんは難しい顔で悩んだものの、目の前にアンデッドがゆっくり降り立った事で、悩んでいる暇は無いと判断してくれた。

「なら……約束して。必ず、勝つって!」

「わかった……! 行くよ、トランス・ソル!!」

『太陽ォォォォオオオオオ!!!』

姉さんと合身し、全身が太陽のように光り輝く姿となる。ソル属性のエナジーが身体に充満し、先程のダメージをほんの僅かだが緩和してくれる。だが全てのダメージが消えた訳では無いため、残っているのは一撃だけ撃ち込む分の体力しかなかった。しかしそれでいい……さっきの戦い方では結局ジリ貧だ。それなら全てを一つにして、ぶつけるしかない。

「最後の勝負だ、“姉さん達”……これが私の……私と姉さんの全てッ!!!」

『奥義、ライジング・ソルフレア!!』

太陽の欠片をバルディッシュに集約した、魔力とエナジーの融合攻撃。対する彼女は暗黒の力を集約させた大鎌を衝突、太陽と暗黒のせめぎあいが周囲にも拡散する。そうして永劫にも感じられた戦いの決着は……、

「私達の……勝ち、だよ……!」

全身から浄化の煙を立てながら崩れ落ち、消滅していく“姉さん達”に、合身を解除した私は静かに告げる。アンデッドから解放された彼女達の魂が、今度こそ永遠の安らぎを得られる事を、私は祈るよ……。

「……ごめんなさい。あなた達の嘆きを受けるべきなのは、本当なら私なのに……ごめんなさい……」

「姉さん…………うっ……!」

これまで意思の力で限界を超えて戦ってきた身体が、今になって一気に悲鳴を上げる。全身がマグマに入ったようなとてつもない痛みが襲い掛かり、昔の母さんのしつけで痛みに耐性があった私で
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