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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第150話 記念パーティ開催
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た様だ。
「エギル、オレには本物くれ」
そこにやってきたのは、さっきまで人を散々おもちゃにしてくれていたクラインだ。
「おいおい、リュウの字よ。未成年が酒飲んじゃ拙いだろ?」
「ん? これ烏龍茶だぞ」
「いやいや、見た感じじゃわかんねーだろ? ほれ、匂いを確認したり、ちょびっと飲んでみたりしねーと。なんか様になってたし、躊躇してねーし。普段やってたりするのか? 可愛い顔して」
「……やってない。何事も経験だろ。頼み方とかも仕事で色々と合ったんだ」
リュウキはそう言うと、可愛い顔を言ってくれやがったクラインに肘鉄をいれた。だが、その経験がとてつもない大冒険になってしまうことはこの少年はわかってない様だった。……あの勢いで、頼んだ酒を飲み干そうものなら、どうなってしまうのか、経験者はよく判るからだ。
そんでもって、クラインはリュウキの仕事、と言う単語に疑問を持つのがやや遅れてしまっていた。
その後に再度確認して、改めて驚く面々。細かい説明は省いたが、ちゃんと説明をした。
……リュウキがもう既に働いている者だと言う事は、知っているのはキリトやレイナ、アスナ、エギルだけだったのだから仕方がないだろう。
「それにしてもキリの字よー、相棒がこんな漢気ある飲み方してるのに、おめーは情けねーなぁ?」
「うるさいな! それにクラインはいいのかよ。この後会社に戻るんだろ?」
さっきまで、話題を殆どリュウキに向けていたのに、なぜかUターンしてきたクラインに苦言を言うキリト。正直仕方ないと想うのは本当に仕方ない。こっちは、そんな勇気は無いのだから。
そして、クラインはと言うと、鼻で笑い、そして楽しそうに笑っている女性陣達を見ながら今度は鼻の下を伸ばしていた。
「へっ、残業なんて、飲まずにやってられるかっての! 社長のヤロウ、ホワイト企業ホワイト企業って言うんだったら、もっと給料弾めってんだよ。……そんな事よりもいいねぇ……、やっぱり」
クラインの視線はよく判ると言ったものだ。自然と、女性・男性と別れて其々オフ会を楽しんでいる。比較的、女性陣の方の数が多いから、華やかになるのは仕方がないだろう。
視覚の保養になる、と言えば仕方ないと思えるキリト。
アスナ、レイナ、リズベット、シリカ、サーシャ、ユリエール、サチ、ヨルコ、直葉……と珍しいとされている女性プレイヤーがここまで勢ぞろいしているのは本当に珍しいだろう。
などと、多少は罪悪感も感じながらも、『男の性だから仕方ないよな?』と思いながら皆を見ていた。勿論、リュウキも同じだろーと想って横目に見てみると……。
「ん。エギル。もう1杯くれないか?」
「おう。……勿論、お茶な?」
「判った」
どうやら
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