暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第150話 記念パーティ開催
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仲間だった3人は……、戻ってこない。……彼等へのご焼香も忘れてはいない。決して忘れてはいけない事だから。
悲しみは残っているけれど、今は戻ってこれた事を、そして彼等の分まで、生きる事を胸に前へと進むんだと思っていた。
暗い気持ちはもう今はよして、今の店内の様子を見てみよう。
隼人は少しげんなりしている様だったが、色々と話を根掘り葉掘りと聴かれてしまい、更に疲れてしまった様子だ。10代とは思えない様な動きをしながら、カウンターで項垂れてしまっていた。
まるで、仕事が忙しすぎて、漸く今日の一杯をやれるサラリーマンの様だ。
「……相席、良いか?」
「……どうぞ」
そんな中、同じ、リーマン仲間が現れた。それはキリトの様だ。
彼も手厚い祝福をみんなから受けてしまい……、HPの残存値が減りきってしまった様だ。早く回復薬を飲まなければならないだろう。だから。
「マスター、バーボン。ロックで頼む」
キリトは、いい加減なオーダーを告げた。それを見たリュウキは、あの時の事を思い返す。確か、シリカとキリトと一緒に飲んだレアワインの事を。
酒を飲むと……色々と忘れられるのだろう。と思ったリュウキは。
「……スコッチ。ワンフィンガーで」
とりあえず、キリトに習って、リュウキもオーダーを告げた。
「お、おお……」
エギルは、キリトに出した後、リュウキのやけに知ってる様なもの言いに驚いていた。……だから、思わず本物を出してしまいそうになって、グラスに少し注いだ所で…、我に返る。未成年に飲ませたとなったら、責任問題になってしまうかもしれないし、と言う事で。
「ん……、あれ?」
出てきた酒を手に取り、首を傾げるリュウキ。シェリー樽で熟成されたルビー色を帯びた輝かしい褐色が一般的で人気、……だった気がする。出てきたのは鮮やかな琥珀色の液体を注いだタンブラーだった。確かに量はオーダー通りだったけど。
キリトはおっかなびっくりと言った様子で、ちびりと液体を舐めていた。リュウキは、特に躊躇する様子もなく。
「んっ……」
なんと一気に飲み干したのだ。
それを見たキリトは思わず、ぎょっとしてしまっていた。これが、一体何なのか判っているのに、驚いてしまったのだ。
舌で、喉で味を感じ、飲み込んだリュウキ。……が、グラスから口を外すと。
「何だ、烏龍茶か」
「……そりゃそうだろ」
終始、驚いていたエギルは、思わず苦言を呈していた。キリトは明らかに警戒していたのに、躊躇なく口に運ぶリュウキは、まるで慣れているかの様な感じだったのだ。注文の仕方にしてもそうだろう。……一体アルコール度数がいくつだと思ってる?と聞いてみたかっ
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