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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第150話 記念パーティ開催
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の倍は上回るだろう。
乾杯の後は、全員の簡単な自己紹介。
そして、名前を完全に和人から、キリトへ、隼人からリュウキへとシフトチェンジしたメンバーは、勇者達にスピーチをと求めてた。当然リュウキが首を簡単に縦に振るわけも無い。
「……やだ」
「やだじゃなーい! ちゃーんと答えないと、レイナに内緒な事、ここで暴露しちゃうわよー??」
「え、ええ!?」
「な、なになに! それ、私も気になる!!」
こんな感じで拒否をすると嘘か真か、判らない事をいわれてしまう可能性もあるのだ。
「キリトだってそーでしょー? ソロ時代のあーんな事やこーんな事、言っちゃうわよ??」
「オレはリュウキと違って、そんな事ないぞ!?」
「オレと違って、ってなんだよっ!!」
キリトがちゃっかりと リュウキを、ダシにしながらそう言っていた時だ。
「そうかな?」
「ッ……、さ、サチ……」
キリトの直ぐ隣に、いつの間にか彼女が、サチが来ていた。笑顔を絶やさずに、キリトの方を見ている。そして、笑顔のまま。
「キリト、とっても優しかったしね……、色々とあると思うんだ」
キリトもキリトで色々と言われることが多い。
そんなキリトやリュウキの姿を笑顔で見ている女性が約2名。いや、笑顔で見ているのは1名だ。
「キリトく〜ん……?」
「むーー……リュウキくんっ……」
怖い笑みのアスナと、顔を膨らませ、やっぱり可愛い、と言う表現が似合うレイナだった。
「くぅぅ!! 羨ましすぎんだろ! キリトよぉ!! リュウキもだ!!」
そんな中で、抑えきれなくなったかの様に、風林火山のリーダー事、クライン。《壷井 遼太郎》が、2人の肩に腕を回し、抱きついてきた。男に抱きつかれる趣味は勿論無く、2人は殆ど同時に、その頬擦りしかねない距離まで、顔を近づけてきた男の顔を、手で押した。
丁度、挟む様に。
「むげっ!!」
その為、クラインは顔が潰れてしまったかのように、へしゃげてしまい、それが更に場に笑いを誘う。
それは正直、手荒い祝福だ。女性陣達からは、親密すぎる……とも言えるだろう。
月夜の黒猫団のメンバーであるサチ事、《早見 幸子》
そして、一緒にここへと来てくれたのは、ケイタ事、《豊永 健介》
2人の地域は、都心より大分離れた所出身な為、会う機会が中々少ない。だからこそ、控えめな彼女もこの時ばかりはとても楽しんでいる様だった。
ケイタもクライン達の風林火山のメンバーと楽しそうに話している。
勿論、2人とキリトの間には、蟠りなどはもう無く、寧ろ、彼とは良き友人となっている。あの世界から、解放してくれたと言う事もあるだろう。
彼等の
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