暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第150話 記念パーティ開催
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RPGと言う単語では狭すぎます。私のホームページの名前も新しくしたいんですがね。……なかなか、これ、という単語が出てこないんですよ」
「……ふさわしい名前は、なかなか出てこないものだ。でも、矛盾してるかもしれないが出る時は本当にあっさりと出てくる。気長に考えるのが良いと思うよ」
「あはは、リュウキ君にそう言われると、やっぱりすごく説得力がありますね」
シンカーはニコリと笑いながら、リュウキの言うとおりに気長に行こうと考えていた。だが、ここに名付け代行を考えている悪趣味バンダナ男はと言うと。
「う〜〜む……」
と、まだまだ考えている様だった。シンカーは決めているというのに。そんなクラインを見たキリトは肘でつつきながら、笑う。
「おい、クライン。ギルドに《風林火山》なんて名付ける奴のセンスは誰も期待しないよ。幾らあっさり出てきたものだとしても」
そう苦言を呈してきた。クラインだったら、本当にあっさりと、そう言ってしまいそうだからだ。リュウキも、思わず吹いてしまった様で、いそいそと口元にペーパーナプキンを当てていた。まさかの一言にクラインは声を上げる。
「なんだと! 言っとくがな、新生・風林火山には、加入希望者が殺到中なんだぞ!」
「へぇー。可愛い女の子がいるといいな?」
「うぐっ……」
言葉に詰まるクラインの顔を見てひとしきり笑う面々。
そして、エギルに確認を取る。この後の事だ。
「おい、二次会の予定に変更はないんだろうな?」
……今回の一次会のどっきりもある。二次会まで、何かしかけられてないか?と思ったのだ。
だが、それは心配無用だった。エギルは、なんの裏もない凶悪な笑みを浮かべながら答える。
「ああ、今夜11時だ。《イグドラシル・シティ》集合だ」
「そうか。……それで、城の方は大丈夫か? 最後は完全に委託したから知らないんだが」
「へ、お前のことだ。楽しみにしておきたかったんだろ? ……心配すんな。新しいサーバー群をまるまる1つ使ってやってる。……何せ、あの《伝説の城》だ。生半可なものだったら、リュウキにダメだし喰らいそうだからな」
「……当然だ。突破しきれてない未練はオレにだってあるんだからな」
リュウキの言葉にキリトも頷いた。それが心残りなのは、あの世界をプレイ、クリアを夢見ていた者達にも少なからずあるだろう。
「おーーい! きーりとー! りゅ〜きぃ〜! こっちこーい!」
そんな中、リズの声が店内に響き渡る。どう見ても、その声、姿は女子学生のものとは思えない。この症状はそれに見たことはある。
「……あいつ、酔ってるんじゃないだろうな?」
キリトは、アウトローな笑みを浮かべているエギルにそう聞く。
「1%未満だ。大丈夫だっ
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