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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第150話 記念パーティ開催
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違った。
大人なのか、男なのか、子供なのかよく判らない、と言うのがキリトの率直な感想だった。そしてこの異様な眼を持つあの世界の勇者。
「……キリト。何か失礼な事を思ってないか?」
……この男は、この世界でも、鋭すぎる事ないか?と思ってしまう。キリトは、首をブンブンと振って否定する。
「ちゃんと、皆を撮ってるんだろう?」
「は、はぁ!? な、何をだ??」
「何をって……、ここの光景、だ。帰ってユイに見せるんだろう? まだ、こっちの世界を視る事はユイには出来ないからな」
「あ、ああ。それは勿論だ」
キリトはまたまた、ぎょっとしてしまう。これは、自分自身から言い出した事でもあるのに……と思いながらも頭を振った。丁度、『目の保養に〜』とか、『男なら〜』と考えていたばかりな時に、リュウキからのまさかの言葉に驚いてしまったのだ。だけど、リュウキが言うように、ユイへのお土産にとこの光景はちゃんと録画をしている。随分と役得な気もするが、邪な感情は無いだろう。
……多分。
女性陣達程、賑やかではないが、それなりに盛り上がってきた男性陣達の輪の中にもう1人入ってきた。スーツ姿の男性。……ぶっちゃけ、クラインもそうなのだが、彼の身成はまともなビジネスマン。といった印象だった。
元《軍》の最高責任者、《シンカー》だ。
キリトは、グラスを掲げて言う。
「そういえば、ユリエールさんと入籍したそうですね。遅くなりましたが……おめでとう」
キリトの言葉に、遅れてリュウキもグラスを掲げた。
「おめでとう」
祝福の言葉をグラスと共に掲げる。アスナやレイナが想っていた通り、ユリエールとシンカーは特別な想いを互いに結んでいる相手同士だったのだ。だからこそ、彼を救出する為に、彼女は必死に駆け回り、そして涙を流しながら頭を下げたのだ。皆、あの時の判断が本当に間違えてなかった事を今でも嬉しく思っていた。
「いや、まぁ。ありがとう。2人とも。でも、まだまだ現実になれるのに精一杯って感じなんですけどね。漸く軌道に乗ってきたかな? って所です」
すると、クラインも一人酒を楽しんでいた様だが、こちらへと身を乗り出してきた。
「いや、実にめでたい! くそう、俺もあっちで相手を見つけとけば良かったぜ……」
ここの面子では本当に倍率が高い。
キリトとアスナ、リュウキとレイナ、シンカーとユリエール、ケイタとサチ。それなのに〜とクラインは強く思ってしまっていた。
「あ、そういえば、見てるっすよ。新生《MMOトゥディ》」
クラインがその名前を出すと同士に、シンカーは再び照れた笑顔を浮かべていた。自分が手がけたものだからだ。
「いや、お恥ずかしいですよ。まだまだコンテンツも
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