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流転の防人
第3章「共闘」
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の想定する敵とは些か特性が異なるが、支援でならばいける)
永倉の報告を受けた長曽我部は素早く胸中で呟くと決意を固め、即座に「極光」に向けて通信を送った。
「極光こちらゴジラ・コマンドA、現在アルゼナルは対抗勢力と交戦中だが、対抗勢力の増援が到着した、既にAは対抗勢力と交戦している為、アルゼナルと協力して対抗勢力を殲滅する、第1特殊戦術飛行隊を直ちに出撃させろ、送レ」
「ゴジラ・コマンドA、こちら極光、了解しました概況は既にそちらが転送してきた映像で確認済みです、直ちに第1特殊戦術飛行隊を発進させます、送レ」
「A、了解した、ゴジラ・コマンドD(デルタ)の半数を上空直俺に残し、残りを前進させろ、終ワリ」
「極光了、指示に従います、終ワリ」
長曽我部は即座に極光と通信を交わして増援部隊を出撃させ、その後にゾーラに向けて通信を送った。
「ゾーラ中隊長、先程ゴジラ・コマンド本隊に増援を要請しました。合流空域に一時撤退して態勢を建て直す事を提案します」
「増援って、あのバケモノみたいな機体がまだいるって事!?」
長曽我部の通信を傍受したヒルダは驚きの声をあげ、一方ゾーラは素早く自隊の状況とドラゴンの状況を確認した後に返信を送った。
「こちらゾーラ、そちらの提案を了承した。直ちに合流空域に案内してくれ」
「了解しました。合流空域に向け移動します」
ゾーラの返信を受けた長曽我部はそう返信した後にアンジュ達と共に移動を始め、それを確認したゾーラは新たなドラゴンの集団を見据えながら命令を下した。
「全機、聞いての通りだ、一度合流空域に撤退して態勢を建て直す」
「「イエス・マム」」
ゾーラの命令を受けたサリア達は直ぐ様それに応じ、それを受けたゾーラは部隊をスーパーX3に追従させた。
スーパーX3に先導されて一時撤退を始めた第一中隊、それを確認したドラゴン達は撤退する第一中隊の追撃を開始し、一方アルゼナルに向けて退避中のゴジラ・コマンド本隊は増援部隊の出撃態勢へと移行しつつあった。
アルゼナルとゴジラ・コマンド、本来交わる事等無かった筈の2つの部隊が今、ドラゴン迎撃の為、共闘の時を迎えようとしていた。


次回予告

長曽我部の指示を受けたゴジラ・コマンド本隊は増援部隊を発進させた。
V/STOLメーサー攻撃機MBF―X、スーパーX改、そしてスーパーX2、自衛隊の誇る対怪獣機動兵器群が今、歪な世界の夜空(そら)へと轟音を轟かせながら飛びたつ……

流転の防人・第4話「出撃、Xシリーズ」

夜空(そら)へ舞い上がれ、Xシリーズ

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