序章 May―踊り始める現在
Collision, Who will dance?
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当て拍子
用語としては原作5巻で登場。
律動を合わせることで自在に場を支配する古武術のひとつ。
◇
(セシリアside)
「じゃあ、お願いされたConflictを始めようか」
「はい!」
2人っきりで外れにある第7アリーナでそれぞれ機体を展開する。
箒さんを見ると本当に切に感じるですが他の方がいない、2人きりの状態というのはこの学園で作るのはとても難しいです。
そのチャンスを一週間足らずで得られたのは大きいです。
「っと言ってもConflictって特別教えることないんだよな」
「と申しますと?」
「簡単に言うと慣れから来る技なんだ」
優さんはリブァイブからアサルトライフルを展開し横を向きながら的に放たれる。
得点は10、9、9、8、9、9と高得点。
わたくしも遠距離武器を使っていますがここまではいけないです。
「というわけで最初は山ほど引き金を引くことから始まる。
正直、Conflictだけを習得する為に練習するのは効率が悪いんだ」
「では、他の技を学んだ方がいいのでしょうか?」
「ん〜…でも接近戦術に関してはConflictが一番なんだよな…。
それにセシリアはそれを知りたくて来たんだし」
優さんはう〜んと唸りながら渋々ながら答えを出してくださった。
「仕方ない。最短で覚えられるようにするか」
「それってスパルタってことですか?」
正直、家を維持する為の勉強並のことを要求されてもわたくしはできません。
あの時期は何かがおかしかった。
「いや。いくつか注意することで習得への道は近いよ。
当然ながら銃身の確認。セシリアのスターライトMk-3は銃身が長いから特にだな」
「そうですね」
詰めすぎると撃てなくなりますしね。
「あとは各撃ち方に対する軌道を覚えること。
スコープを覗かない射撃で独自のサイトを持つこと。
例えば、帽子の鍔をそれ代わりにする、とかな」
「はぁ……」
つまり何千ともあろう射撃体勢の弾道をおおよそ記憶していると言うのですか…?
眩暈がしますわ…。
「優さんは一体どれだけ訓練をしているのですか?」
「まぁ…日によっては一日訓練していた時もあったからな」
「一日中ですか!?」
一般的にISの訓練はどんな内容にしても6時間以上は無理。
それだけ体力があるとは…やはり殿方は違いますね。
まさか……
「流石に一日やれとは言わないよ。俺もされた時は急を要された時だけだったし」
「ですよね」
「ただ、アリーナの開館時間は限られてるからな」
「……………」
(それって)
時間内までは死ぬ気でやれってことじゃないですかヤダー。
「さて始めるか」
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