暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始
クラス代表決定戦
特訓パートって描かれないこと多いよね、なんでだろ?
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でセイバーが語っている。もはや、これは空間魔術の領域にあると。

「3つ同時は無理でも、青龍の力を借りれば2つ同時になら出せる。その状態でさっきお前が使おうとしていた『龍顎』を放つ」
「でもあんな速さ……」
「そりゃあ奥義だからな。俺だって普通の状態じゃ無理だ。青龍の力を借りてるからだ」
「青龍の力か……」
「そうだ。早く四神たちに認められることだな。今のお前なら大丈夫だろう。青龍は気難しい奴じゃないし、むしろ軽い方だな」
「そうなのか?」
「ああ、俺も驚いた」

 2人で先程の奥義について語り合っていると、箒が2人を世界に引き戻した。




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「そうなのか?」
「ああ、俺も驚いた」

 初めて青龍に出会った時には、

「えっ、嘘!? お客さん?」

 って言われたし。声の感じからすると、全員性別は女だと思うんだよなぁ……。言われたのがそれぞれ、

「……こんにちわ」
「あ、いらっしゃ〜い」
「あら、ようこそ」

 なんだろう、威厳をそんなに感じなかった。いや、悪い意味じゃなくて。親しみやすいというか、なんというか。だって玄武にいたっては、もうお茶が出てきそうだったし。

「なあ」
「お、どうした箒」
「お前たちが使っているその流派は一体なんなのだ?」
「うーん……なんと説明したらいいものか……そうだ、箒。お前は四神って知ってるか?」

 知ってるかそうでないかで、説明のしやすさが違う。

「ああ。確か中国の思想で、東西南北をそれぞれ守護している神だろう? 平安京もそれを参考にしているのだったな」
「ナイスだ箒、そこまで分かっているなら話が早い。俺たちが四神流は、その四神の力を借りてるんだ」
「……どういうことだ?」

 俺は『甲化』を発動させる。

「例えばこの甲化。これは玄武の力を借りてる。触ってみな?」
「これは!? どうなっている……」
「玄武の力を借りて、俺の腕を玄武の甲羅と同質化してる。さっき一夏の竹刀を素手で受けていたのはこれのおかげだよ。そして……」

 俺は一つ技を使う。

「!? 何処に行ったんだ?」
「何言ってんだ、ずっと目の前にいるじゃないか」

 ふっふっふ……いたずら成功だ。

「あぁ……あれか……俺も全然気づかなかったわ」
「あの精度でお前に気づかれたら俺は自信をなくすね。まだまだ弟子には負けんさ」
「それで、今のはなんだったのだ?」
「今のは『羽動(うどう)』。朱雀の力を借りた技でな、俺の気配を極限に殺して自然と同化させた」
「なるほど。すごいな、お前の流派は」
「そんなに褒められたモノじゃないさ。これは相手を殺すための殺人剣だからな。心持ちを間違
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