原作開始
クラス代表決定戦
特訓パートって描かれないこと多いよね、なんでだろ?
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の言う通り」
吹き飛んだ先で一夏がもう立ち上がっていた。
「やるじゃねえか一夏。『龍舞』を使って方向を修正して、『柔化』で威力を殺すなんて」
「咄嗟に思いついたことだから、上手くいくかどうかは博打だったんだが、上手くいってよかった。……まあ、流石に勢いまでは殺せなかったけどな。おかげでこんなに吹き飛んじまった」
「いや、上出来だ。まさか威力を殺されるだなんて思わなかった。あれが出来るならISでも応用が効きそうだな」
「マジか!?」
「おう」
本当に驚いた。まさか転換が出来るようになってるだなんてな。これは嬉しい誤算だ。やはり一夏には才能がある。原作での一夏がなんであそこまでポンコツだったのか不思議でならない。
「じゃあ一夏、お互い小手調べはこれぐらいにしようか」
「小手調べしてる余裕はこっちにはないんだけどな……本気でくるって訳だな?」
「そういう事だ。ウォーミングアップはこれでお終い。こっから吹き飛んでも追ってくからな」
「そうですかい……気張っていくしかないか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Side第3者
IS学園の剣道場には剣道部員以外の生徒が多く集まっていた。その中心では、異様な光景が繰り広げられていた。
襲い来る竹刀を、素手で弾いている。普通、そんなことをしようものなら手が使い物にならなくなる。しかし、聞こえてくる音は肌を叩いた時の音ではなく、防具のような何か硬いものを叩いた時の音だ。その理由は彼方が、『甲化』を使っているためだ。
四神流 護身玄武の型壱番 『甲化』
自らの身体を玄武の甲羅の様に硬質化する。
この技によって、彼方は素手で竹刀を受け止めることを可能にしている。
そもそも一夏と彼方が使っている四神流とは彼方が前世の影の世界で編み出した流派である。つまり、彼方が宗家であり一夏は最初の後継者なのだ。
四神流はその名の通り、各方角を守護する霊獣、北の玄武、南の朱雀、西の白虎、東の青龍。この4体からから力を借りて技を使う。それぞれの型には極と呼ばれるモノがあり、その極を使用するためにはそれぞれの霊獣に認めてもらわなければならない。
もちろんこの流派にも、奥義が存在する。奥義麒麟の型。それは自分の守護聖獣を心象世界から呼び出す物。これは一夏にはまだ使えない。教えてすらいない。例え教えたとしても発動することは出来ないのだが。
「おらっ!」
「『龍爪』か。でもタイミングがズレてるぞ! 一個づつ弾けてるんじゃ意味がねえだろ!」
「ああもう! これでどうだ!」
一夏が隙を見てサマーソルトを繰り出す。それに対して彼方も蹴り降ろしで相殺する。
「てめ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ