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ココア時空録
ココア時空録 1部ーcoexist in peaceー
第1章
1話「序」

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……ある所に、精神の狂った男がいた。


「……お待たせしました。」

「……」
店長「いや、今日は助かったよ、ほら、バイト代。」
ココア「……そうか」
店長「あー……行ってしまったな…」
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ココア「これで船には乗れるか……さて、さっきからずっと俺をつけてる奴は誰だ?」
コブラ「ちょ…おい待て刀構えるなていうか抜くな!俺だコブラだ!」
ココア「……なんだお前か」
コブラ「なんだって…ひでーな、しかもその変人を見るような目はなんだよ」
ココア「いや、そりゃ……」
ココア「私と貴方は同一人物ですなんて言われたら普通は黄身悪がるだろ」
コブラ「可笑しいのはお前も同じじゃない?」
ココア「お前にだけは言われたくない…一応自覚はしてる。」
コブラ「そりゃ夏なのにマフラーは可笑しいよねー今日涼しいけど」
ココア「そこかよ、これは付けないと落ち着かないだけだ。」
コブラ「まーともかく、この世には平行世界なる物があってs」
ココア「人間にも理解出来る様に言ってくれるか。」
コブラ「まだ言い始めたばっかだよ!酷い!」
ココア「その平行世界において、お前は別の平行世界の俺だと?」
コブラ「そゆことー」
ココア「……信じる気はないが、だからなんだ?」
コブラ「このまま妹に…両親が死んだと言う事実を突きつけにいくのを止めてくれ!最悪の未来になる可能性がある!」
ココア「……それを信じろと?」
コブラ「確かに訳がわからないと思う、だが、本当の事だ!お前も知っているだろ!?『幻想壊し』を!今この町にいるんだ!」
ココア「……奴等が?何処にいる。」
コブラ「南の方に…ちょ、待て、話は…何処に行くつもりだ?」
ココア「もちろん、殺す。」
コブラ「なっ…!復讐は何も生まない!待て!」
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