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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第149話 毎日が勉強
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ここって、次世代学校のモデルケースにもなってるんだって」
「ん。俺も聞いたよ」
「あのねー……本当にありがとね? 隼人君」
「……何度も聞いたよ。玲奈。君のお父さん、彰三氏にも。問題無いよ。本当に……気にするような事じゃない」
玲奈の言っている礼は、あの一件事件の事だ。明日奈や玲奈の父親 結城彰三が明日奈の夫にとみ込んでいたあの男――須郷が逮捕された。そして、須郷は不正に情報を操作して、ある男も入社させて匿った事実もあり、叩けば叩くほどに悪事と不正が出てきていた。
そんな中でも、醜く足掻きに足掻いた須郷だった。
全ての研究成果を失った事で、憔悴しきっていたがそれでも、あの時の隼人の言葉を聞いていなかったのか、証拠はない。とまではっきりと言ってしまっていたんだ。
だが、あのウィルス・ソフトで消す前に、全て送りつけてあるのだ。
レクトプログレスの支社に設置されていたサーバーに置いてSAO未帰還者300人が非人道的実験に供されているのが露見。その詳細に至るまで、細かな計画書までも警察に知られていた。それらの動かぬ証拠を突きつけられ、更には部下の1人が自白した事もあり、足掻きは終わりを告げた。
罪状自体は、傷害だが、略取監禁罪が成立するかどうかが、法廷の際に名言されると注目を集めている。
そして、あの悪魔の様な研究、フルダイブ技術による洗脳という邪悪な研究。
……それを可能にするのは、初代ナーヴギアのみ。後継機では実現する事は不可能と言うデータも全て隼人の手で送った。故に、あのヘッドギアタイプのフルダイブ機、ナーヴギアは殆ど全て廃棄。そして、万が一に備えて、あの研究に対する対抗措置の開発もしている。
幸いだったのが、300人の未帰還者に人体実験中の記憶が無かったと言う事だ。様々な刺激を与えられた筈だが、それらの記憶は皆無であり、他のSAO生還者達よりも長く眠っていた為、肉体的衰えだけはどうしようもないが、それをどうにか乗り越えれば、社会復帰が可能だろうとされている。
ここからが本題、玲奈が、彰三が隼人に礼を言う部分だ。
レクトプログレス社とアルヴヘイム・オンライン、……いや、VRMMOと言うジャンルそのものは回復不可能な打撃を被った。SAO事件に加えて、絶対安全と銘打って開発、提供したアミュスフェアが1人の……否、2人の犯罪で起こした事件によって、全てのVRワールドが犯罪に利用される可能性があると目されることになった。
その兇弾は当然ながら、レクトプログレスに……親社でもあるレクトにも及んだ。
レクトプログレスは解散。本社もかなりのダメージを負ったが……、ここで風向きが変わったのだ。
隼人、即ちリュウキと言うプログラマーの社会復帰である。
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