カグラvs.ユキノ
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「というか少しずつ落ちてきてませんか?」
「なんだ?魔力切れとかか?」
俺たち男性陣はピスケスが動けなくなったことがなぜなのかわからないでいる。
「違うな。 あれを見ろ」
エルザさんが何かに気づいたらしく俺たちは闘技場へと視線を落とす。そこではライブラさんまでもが何かによって押し潰されそうになっていた。
「動けない・・・」
「なるほど」
動きを封じられたライブラさんとそれがなせなのかわかった様子のユキノさん。
「まさか、あいつも重力の魔法を?」
「それも重力使いのライブラを動けなくするほどのね」
「なんで?」
セイバーのエクシードたちもその正体に気づいた。
「そりゃ、私に重力変化の魔法教えたのカグラだもん。カグラなめちゃいけないよ!!」
「そういうこと」
「さすが」
「カグラさーん!!」
「さすが私のお嫁さん!!」
なるほど、さっきカグラさんがライブラさんに重力をかけられたのに簡単に抜け出せたのは自分も重力変化の魔法が使えるからか。
「さぁ、一気に片付けちゃいな!!」
カグラさんはめり込んでいた像の上で体勢を整える。その眼下では自らの重力変化により闘技場へと叩きつけられたピスケスとライブラさんがいる。カグラさんはその姿を確認すると自分も像の上から闘技場へと飛び降りる。
『ああっと!!二体の黄道十二門をものともしないカグラ!!これはすごいですね、ヤジマさん』
『経験と心、ありゃあかなり線が強いね』
『こんな戦いが目の前で見れるなんて大興奮です!!COOLCOOL!!』
「お・・・重い・・・」
実況席がそういう中、巨大な魚・・・ピスケスが落ちてきた闘技場では、ライブラさんがピスケスに潰されており、ピスケスとライブラさんは目を回して戦闘不能状態になっていた。
「ピスケス、ライブラ、戻って」
ユキノさんがそう言うとライブラさんとピスケスは星霊界へと帰っていく。
黄道十二門の二体を閉門したユキノさんの前に上から降りてきたカグラさんが仁王立ちする。
「ったくよ、ダラダラとつまんねぇな」
「そうか?一撃で決めるよりかは盛り上がると思うぜ?」
2人の戦いに少々飽き気味のオルガとそれに反論するグラシアン。
「ユキノ・・・」
「大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ!!勝負はこれからです!!ねぇ!!スティング君!!」
「そういうこと。ユキノの真価はこっからだからな」
心配するカエルと虎に赤茶のエクシードとスティングさんがそう言う。
「私に開かせますか。十三番目の門を」
「!?」
「え!?」
ユキノさんの言ったセリフにカグラさんの表情が変化し、ルーシィさんが驚いたように声を出す。
「十三番
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