カグラvs.ユキノ
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。我が剣の行く先に」
カグラさんはそう言いながら闘技場の中央へとやって来る。
「剣咬の虎」
「よく見ておくんだ。私たちが越えるべきギルドを」
「はい」
「了解です」
エルザさんの言葉に返事をするウェンディと俺。
『カグラの強さはすでに皆さんご存じの通り、人魚の踵最強の魔導士であり週刊ソーサラーイチオシの女性魔導士です!!
対するユキノは今大会初参戦!!しかし、最強ギルド剣咬の虎に所属しているというだけでその強さに期待がかかります!!』
チャパチィさんが両者の紹介を行う。
『それでは、試合開始!!』
試合開始を告げる銅鑼の音。両者はその音が鳴りやむと何やら話を始める。
「よろしくお願いいたします」
「こちらこそ」
互いに軽い会釈をする。
「始める前に、私たちも賭けというものをいたしませぬか?」
ユキノさんは今日のバトルパート全てにおいて行われている賭けをしようとカグラさんに提案する。
「申し訳ないが興味がない」
「敗北が恐ろしいからですか?」
「そのような感情は持ち合わせていない。しかし、賭けとは成立した以上必ず行使する主義であるゆえ、軽はずみな余興は遠慮したいのだ」
ユキノさんに対し冷静にそう告げるカグラさん。
「では、重たくいたしましょう」
するとユキノさんは、次にとんでもないことを言い出した。
「命を・・・賭けましょう」
それを聞いた瞬間、カグラさんの目がさっきまでよりも鋭いものへと変化する。
「「「いーっ!?」」」
「「「・・・・・」」」
予想外の賭けの提示に俺たちは思わず絶句する。
「命って・・・オイ・・・」
「物騒なことになったな」
「あの目は本気で言ってますよね・・・」
「賭けるものじゃないのに・・・」
ナツさん、グレイさん、俺、ルーシィさんがそういう。
「さすがユキノくん!!それでこそ剣咬の虎ですよ!!」
「ユキノ頑張れ!!」
「負けちゃダメだよユキノ!!」
剣咬の虎の応援席ではエクシードたちがユキノさんの強気な賭けに盛り上がっていた。
「面白くなってきたな」
スティングさんも何やら楽しそうにそう呟く。
「あのユキノとかいうの大丈夫?」
「カグラさ〜ん・・・」
「人魚の踵最強のカグラが相手だっていうのに、よほど自信があるんだろうね」
人魚の踵の応援席も少し不安そうな雰囲気になっていた。1人を除いて・・・
「えぇっ・・・あのユキノって人にもセクハラしたかったのに・・・」
ソフィアさんだけはなぜか
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