第二十八話 河合大尉!作者は麻雀を一切知らない!!その九
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「あの二人はイカサマの限りを尽くしますが」
「彼は違います」
「日帝衆、武士として正々堂々と戦い」
「そして勝ちます」
「麻雀も正々堂々とあれでごわす」
西郷は二人の言葉を聞きつつ腕を組んだ姿勢で述べた。
「イカサマなぞもっての他でごわす」
「はい、その通りです」
「日帝衆は常に正々堂々とです」
「毅然として戦う」
「そこに卑怯未練があってはなりません」
「その通りでごわす、では河合大尉」
西郷は河合本人にも声をかけた。
「この度の戦い、頼んだでごわす」
「はい、では」
河合はその渋い動作で応えた、陸軍衆の軍服も渋く着こなしている。
「これよりです」
「出陣してくれるでごわすな」
「あの二人の麻雀は私も知っています」
河合はその鋭い目で述べた。
「イカサマ行為の限りを尽くしていますね」
「他のことと同じくでごわす」
「あれは麻雀ではありません」
こうまで言い切った、彼等のそれを。
「只の卑劣です」
「正しい麻雀ではないというでごわすな」
「まさに外道です」
ネットでよく出て来る言葉がここで出された。
「ああしたことをしてはなりません」
「では二人をでござるな」
「倒し真の麻雀を教えてやります、それ以上に」
「我等の悲願をでごわすな」
「必ずや私の腕で手に入れてみせましょう」
「はい、そうしましょう」
瞬は河合のその言葉に応えた、そしてだった。
二人で西郷達にだ、毅然とした声で言った。
「ではこれより」
「私達は出陣します」
「そして神戸の中華街において」
「二人を倒します」
「武運長久を祈るでごわす」
西郷は敬礼、陸軍衆のそれをした二人に返礼で応えた。大山と桂もそうした。そして二人を見送ってだった。
二人は神戸の中華街に来た、すると二人を中華街の人達と観光客達が迎えた。
「頑張って下さい!」
「あの二人に天誅を!」
「今度こそ正義の裁きを下して下さい!」
「この世の正義を見せてやって下さい!」
「わかりました」
瞬は真面目に中華街の人達と観光客の人達に応えた、横には彼女より三十センチは高い河合が立っている。
「それではこれより彼等を成敗してきます」
「頼みます!」
「はい、それで二人は」
「既に来ています」
「そしてデモンストレーションと称して雀荘に入ろうとしまして」
中華街の中にあるその店にだ。
「店長に蹴り出されました」
「イカサマの常習犯は来るなと言われて」
「それで」
「そうですか」
「ああ、そうだよ」
「さっき追い出されてきたんだよ」
その二人がここで怒りながら出て来た、勿論既に変身している。
「ったくよ、麻雀位させろよ」
「イカサマはばれないといいだろ」
「それをあの親父蹴り出しやがって」
「
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