第二十八話 河合大尉!作者は麻雀を一切知らない!!その八
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「作者が何となく考えてな」
「何となく、ですか」
「この作品本当に適当に何でも決まってますね」
「もうやっつけ仕事っていうか」
「明らかに俺達に悪意あって書いてますよね」
「そうだ、作者は君達を徹底した屑として書くつもりだ」
それこそピクシヴの人間の屑欄に名前が乗る様に書いている、しかも屑の中の屑の中の屑のさらにそれ以下を目指して書いている。
「そのことも言っておく」
「ちっ、道理でボロクソ書かれますね」
「秘境だの卑劣だのドスケベだの金に汚いだの」
「徹底して書いてくれると思ったら」
「そんな意図があったんですね」
「そうだ、そして君達は今回勝ったらどうするのだ」
二人にだ、悪田部はまた問うた。
「写真集とDVDは」
「ううん、大久保麻梨子さんですかね」
「あの人ですかね」
二人が出した人はまたしても二人にとって年上の人だった。
「あの何とも言えない色香というかエロさ」
「あの人観たくなりました」
「ですから今度は大久保麻梨子さんにします」
「あの人に」
「わかった、では勝ったら頼むことだ」
「ええ、絶対に勝ってきます」
「ギャンブルなら任せて下さい」
二人はギャンブルについて絶対の自信さえ見せていた。
「もうイカサマならお手のもの」
「何でも出来ますから」
「要するに勝てばいいですから」
「手段を選ばないんで、俺達」
麻雀については尚更というのだ。
「まあ見てて下さい」
「誰にも見破れないイカサマしてみせますって」
「それで勝った後でどんなイカサマか言ってやります」
「全世界に対して」
「やはり君達は違うな」
悪い意味でだ。
「どれだけ言われていてもするか」
「はい、俺達何でもしますよ」
「勝つ為には」
「買収でもイカサマでもルールの盲点を衝いた反則でも」
「やってやりますよ」
「その意気で勝ってもらう」
悪田部もそのことはよしとした、そしてだった。
二人は中華街に向けて出陣した、それは瞬もだった。
瞬にだ、陰のある端整だが澄ました、そして独特の雰囲気がある一言で言えば某麻雀漫画の竜の様な男と会っていた、彼こそが。
「では河合大尉、今から」
「はい、神戸の中華街に行き」
外見はともかくだ、河合は礼儀正しい紳士だった。
「ジャスティスカイザーの二人をですね」
「倒しに行きましょう」
「わかりました」
河合は卓を前にして頷いた、見れば瞬と彼は雀荘にいる。場所は大阪の西成である。瞬の後ろには西郷と大山、桂がいる。
大山と桂がだ、西郷に話した。
「元老、河合大尉は日帝衆の嘆きの竜と呼ばれています」
「若しくは小島武夫様の様だと」
「桜井章一さんにも匹敵するとまで言われています」
「あの滝石さんとも互角」
「東京でも多くのプ
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