第2章「鉄壁」
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げられ、それを受けたサリアは即座にヴィヴィアン達に指示を送った。
「各機、司令室より緊急警報発令、第一中隊主力が出撃して此方に向かっているわ、戦闘態勢を整えなさい」
「「イエス・マム」」
サリアの指示を受けたヴィヴィアン達は返答した後にフォーメーションを組み直し、サリアはそれが完了したのを確認した後にスーパーX3に通信を送った。
「長曽我部二等陸佐、間も無くあたし達は中隊主力と合流した後に交戦に備えます、戦場はこの空域が中心になると思われるので指揮下部隊に離脱を命じた方がいいと思います」「了解しました、直ちに部隊に一時離脱を命じます、情報伝達感謝致します」
サリアから注意換気を受けた長曽我部が返信を送るとサリアは片手を掲げて応じた後にヴィヴィアン達を率いて発進し、長曽我部はその背中に向けて敬礼を送った。
「長曽我部二佐、新たなアンノウンを確認しました。機数5、サリアさん達を探知した方向からこちらに向けて前進中です、恐らくサリアさんの言っていた中隊主力と思われます」
長曽我部が敬礼を解いていると接近してくる第一中隊主力をレーダーで確認した永倉が報告を送り、それを受けた長曽我部は無線の周波数を切り替えて極光に通信を送った。
「極光、こちらゴジラ・コマンドA、既に確認していると思うがこちらと接触していた部隊が対抗勢力との交戦状態に移行する可能性が高い、交戦空域は現在Aが存在する空域となる公算が高い、船団に直ちに離脱する様に連絡しろ、万一の場合に備え、実弾を装填し、第1特殊戦術飛行隊についてはスクランブル態勢にて待機させろ、送レ」
「ゴジラ・コマンドA、こちら極光、了解しました、誤射の可能性がある為シー・スパローについては使用せず、ファランクス及びゴール・キーパーに実弾を装填させます、第1特殊戦術飛行隊については現在スクランブル態勢にて待機中です、第1機龍隊についてはどうしますか?送レ」
「A、第1機龍隊についてはガルーダのみスクランブル発進に備えよ、ただし、発進するのは第1特殊戦術飛行隊が出撃し、更に増援が必要とAが判断した場合のみ発進を許可する、終ワリ」
「極光、了、終ワリ」
長曽我部が極光との交信を行う間にサリア隊は第一中隊主力との合流し、レーダーでそれを確認した永倉は交信を終えた長曽我部に向けて報告を行った。
「長曽我部二佐サリアさん達が中隊主力と合流しました。そのままフォーメーションを組んで前進を開始しました」
「よし、藤田、第一中隊に向けて前進を開始してくれ、情報収集だ」
「了解(ラジャー)」
長曽我部の命令を受けた藤田はそう応じた後にスーパーX3を接敵前進中の第一中隊に向けて前進させた。
前進を開始して暫くすると前方に接敵前進を実施中の第一中隊の姿が確認され、そ
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