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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
Another46 空
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から聞きたいの…お母さんは私と華道…どっちが大切なの?」

淑子「それは勿論あなたよ…空。あなたは私のたった1人の娘だもの。だからあなたには怪我をして欲しくないの…いつかあなたも大人になって、お化粧に興味を持ったり恋をする時がやってくるから…」

空「…アインスさんも同じようなこと言ってた……でもお母さん…私、サッカーが好きなの……もう前みたいに無茶なんかしないから……続けさせて。お願い」

娘からの頼みに淑子は少し寂しそうに笑いながら頷いた。

淑子「分かったわ……でも、本当に怪我だけは気をつけて頂戴?」

空「うん」

ピンポーン。

インターホンの音に空が玄関に出る。
そこにはアインスがいた。

アインス「おはよう武之内。」

空「アインスさん!!お母さん、この人がアインスさんよ」

アインス「八神リインフォース・アインスと申します。武之内のお母様。あなたの娘さんにはお世話になりました」

淑子「いいえこちらこそ。娘がお世話になったようで……」

空「アインスさん。私、お母さんと話したの」

アインス「どうだった?」

空「アインスさんの言っていた通りだった。ありがとうアインスさん。」

アインス「それは良かった。これはお土産だ。私が作ったお萩……良かったら食べてくれ」

空「うわあ、美味しそう。アインスさんが作ったなら美味しいに決まってますよ。大輔君は果報者ね」

アインス「ふふ、ありがとう。」

空「はい!!」

仲良く会話を弾ませるアインスと空を淑子は優しく見守っていた。
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