第13話 転校生、有栖家に行く
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るだろう。
あれ?何か人だかりができてる?
取り敢えず、俺はその中に入っていった。
「どうよ〜!!」
ライの声が聞こえる。
「「「「「おお〜!!」」」」
すると、ライの声に大勢の人が声を上げた。
………ライは一体何をしているんだ?
やっと前の方に進めたので、ライの声の方を見てみると………
ナンデメイドフクヲキテイルノデスカ?フェリアサン………
人だかりから携帯のシャッター音が聞こえる。
「ぬっ、なかなかやるな。次は私だ」
ライの隣にいた夜美は試着室にフェリアを連れていく。
「わ、私はこれ以上………」
「いいから来い!」
フェリアの反論もむなしく、夜美と一緒に入って行った。
「次はこれだ!」
「………これを着るのか?」
「今更、なんでもないだろ?」
「………分かった」
試着室の中なら声が普通に聞こえてくる。
あいつら、フェリアを使ってファッションショーでバトルしてるな………
しかし店の方はよく許可を出したな………
「レ、レイ〜」
少し後ろの方で星の声が聞こえる。
「星?どこだ!?」
「こ、ここで〜す」
ああ、いたいた。
星は観客にもみくちゃにされていて目を回している。
俺は星の所まで行き引っ張って、俺のもとに引き寄せた。
「あ、ありがとうございます」
「構わないよ。しかしなんでこんなことになっているんだ?」
「実は………」
回想………
「これはどう?」
「うん!いいと思うよ」
「これはどうだ?」
「いいですね、髪の色とも合っていると思いますよ」
3人でそれぞれフェリアさんの服を選んでいました。
フェリアさんは本当になんでも似合うので、結構いろいろ着せてみてたんですけど………
そのうちライと夜美が………
「………でどう?」
「………面白そうだな」
何か二人で耳打ちして、店の店長に話に行ったんです。
「OK面白そうね。分かったわ、準備するから少し待ってね」
そう言って店長は店の奥に入っていったんです。
店長とは買い物していくうちに仲良くなって、安くしてもらったり、新作とか入った時にメールくれたりしてくれる仲なんですけど………
しばらくして………
「お待たせ、二人共」
そう言って店長が持ってきたのはコスプレ衣装でした。
「では………」
「始めようか………」
ニヤニヤしながらフェリアに近づいていって、2人はフェリアの着せ替えショーを始めたんです。
「そのあとは店の人から少しづつ観客が集まっ
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