Another44 光子郎
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だから」
ルカ「あははは、すみません」
光子郎の目には2人の間には、自分達のような不自然さがまるでなかった。
まるで本当の親子のようだ。
スバル「こんなのでいいと思うの」
光子郎「え?」
スバル「引き取られた子供でもお父さんとお母さんは私のことを大事にしてくれる。もしそれを気にしているなら、ありのままの自分を見せて接することがお父さんとお母さんへの恩返しなんだって思うの。光子郎さんはお父さんとお母さんのこと嫌いなの?」
光子郎「いいえ!そんなことは……」
スバル「だったら、今まで思っていたこととか話してみなよ。そうすれば変わるよ。絶対に。だいじょーぶ!!」
親指を立てながら言うスバルに苦笑しながら、光子郎は礼をして立ち去った。
ルカ「スバル、僕達も帰りましょうか」
リンディ「スバルさん、クイントさん達も待っているわ」
スバル「はーい」
こうしてルカ達も自宅に帰って行く。
光子郎「すみません、ただいま戻りました…」
佳江「あらお帰りなさい。もういいの?」
光子郎「はい…」
佳江「そう、でもあまり夜に外出しないで…最近物騒だから…」
光子郎「分かりました…心配をかけました…ありがとうございますお母さん」
佳江「え…?」
光子郎「あ…じゃなくて…あり、がとう…」
佳江「いいのよ、無理しなくても…」
光子郎からの言葉に佳江は目を潤ませた。
久しぶりに真正面から母と呼んでくれたことに喜んでいた。
光子郎「僕、お風呂入りますね」
佳江「ええ、疲れたでしょうからゆっくりね…」
2人の間に流れる空気はとても優しかった。
おまけ
風呂上がりにウーロン茶を飲んでいた光子郎に佳江が口を開いた。
佳江「そういえば、ついさっきお台場の海岸付近で大爆発が起きたらしいの」
光子郎「ええ!!?」
佳江「怖いわね…犯人は見つかっていないらしいのよ…」
光子郎「(まさか、ヴァンデモンが…)」
ピンポーン。
インターホンが聞こえ、思考を中断して、ドアを開ける。
アインス「夜分遅くにすまないな泉」
光子郎「アインスさん!!どうしたんですか?」
アインス「ああ、これを忘れていたぞ」
アインスが渡したのは光子郎の携帯電話。
光子郎「ああ、すみません。それにしてもアインスさん、何でボロボロなんですか?」
アインス「ふっ、宿敵(フ
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