暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1065話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ているぞ。小太郎は学校生活を満喫しているし、ネギとよく模擬戦とかをしていると聞いてるな。たまにホワイトスターの方にも顔を出して、実働班と訓練したりもしている」
「……戦いばっかりやないか。あの子はもう……」

 溜息を吐く天ヶ崎の様子を見ると、仲間を心配するというより息子を心配する母親……あるいは年の離れた弟を心配する姉といったところか。

「別に戦いだけって訳でもないぞ。今日来ているあやかのルームメイトだった夏美って女といい関係を築いているし」
「小太郎に女やて!? その、確かあやかはんというのは今年で18歳なんやろ? その年齢の女と小太郎やと、年の差がありすぎなんやないかな?」
「どうだろうな。精神年齢的にはともかく、夏美と小太郎だと外見で見る限りはお似合いに見えるぞ。……まぁ、小太郎自体は夏美に対してどんな感情を持っているのかは分からないが」

 小太郎の精神年齢は、良くも悪くも子供に近い。それ故に、夏美の事を姉……とまではいかずとも、放っておけない年上の友人という認識の可能性も否定出来ない。
 いや、小太郎の事だからそっちの可能性が高いだろう。

「……まぁ、色々と釈然としまへんが、小太郎も無事で何よりやわ。それで、フェイトはんの方は?」
「そっちも火星で元気にテラフォーミング作業を頑張ってるな。この前は、どうにか火星でコーヒーを育てられないかを悩んでた」
「フェイトはん……ま、まぁ、2人共が元気に暮らしているようで何よりやわ」

 安堵の息を吐く天ヶ崎を見て、母親のようだと思った俺はきっと悪くない。
 ……何かに気が付いた天ヶ崎がジト目で俺の方を見てきたが、俺は決して悪くない。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ