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戦姫絶唱シンフォギアM〜ほぼ無敵が転生したそうです〜番外編
6話 酒は飲んでも飲まれるな
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 伊吹Side


「え?何がおきたんだ?」

 伊吹の目の前には、響、翼、クリス、調、切歌、マリア、勇治が倒れていた

「いや、何がおきたんだよ!」
「いっつ!...?これは....缶?」
 伊吹は地面に転がった缶を手にとった

 −1時間前−

「喉が乾いた」
 テーブルに缶が置いてあった
 これは、飲み物?

「喉乾いたし、これでも」
 缶を開け、飲み物を飲んだ

「うわ、酸っぱい!...あれ?甘い」
 最初の一口は酸っぱかったが、甘い味がした
 伊吹は、これがノンアルコールの梅酒だと知らずに全部飲んだ

「あー!美味しかっ....ひゃ」
 伊吹の顔は赤くなり、酔った

 伊吹Side out

 #####

 マリアSide

 伊吹は立ちながら寝ていた
 そこにマリアが来た

「?...どうして立ちながら寝てるのかしら?」
 私は不思議に思い、伊吹に近づくと

伊吹「マ〜リ〜ア〜か〜」
 伊吹の顔にはガスマスクが装備されていた
 伊吹には知らないスキルがある
 スキルノートに載っていないがスキルがある

「い、伊吹?どうしてガスマスクを?」
 ゆっくり私の方を、壊れた人形のように首をゆっくり動かした

伊吹「これな〜んだ〜」
 伊吹が缶を持ち、マリアに見せた

「それっ!お酒じゃない!」
 私は缶が開けられているのが目に見え、伊吹がお酒を飲んでしまった事に気づいた

「もしかして、お酒を飲んだの?」
伊吹「Yes I do.」
「地味に発音がいい!」

 伊吹の英語の発音の上手さに少し驚いた
 しかし、伊吹がお酒を飲んだという事は、今の伊吹の状態から見て、酔っている
 今の伊吹が何をするかわからない

伊吹「なあ〜じゃん拳しよう〜」
「え?じゃん拳?」

 てっきり戦うのかと予想したが、予想は外れた
 どうしてじゃん拳なのか?と私は思った

伊吹「やるよ〜最初はグー」
「きゃあっ!?」

 伊吹が右足で地面を踏むと、地震がおきた

伊吹「じゃん拳」
伊吹・マリア「「グー!・パー!」」
 じゃん拳は私が勝った

伊吹「ありゃ〜?負けちゃった〜?」
「私の勝ちね」

伊吹「負けは負けだよね〜」
「まあ、そんなに落ち込まないで」
 マリアは伊吹が項垂れているのを励ました

 でも、伊吹が右足で地面を踏んだ瞬間に一瞬地震がおきる何て
 今の伊吹は多分世界で一番強い
 直感でわかった、とてつもない実力の持ち主だと
 戦ったら、直ぐに負けるだろう
 マリアは、伊吹の実力を少しだけ知っている
 ライブ会場の時だ

 あの時は死を覚悟した程だ
 もし、あの時本気を出されていたら、私は
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