第三十話
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で、どうしても放っておけないんだろう。
それにしても、何を好きこのんでか、へたれの俺をいつもサポートしてくれてたからな。それについては感謝している。
でもいつまでも紫音の世話にばっかりなってもいられない。もうガキじゃないし、紫音だってほかにやらなきゃなんないことがいっぱいあるはずだもんな。心配なんかさせたくない。
「よく分からないなあ。テストの成績が悪かったからなのかなあ」
と答えるしかなかった。
薄々は思っていた事、ついにそれが来たんじゃないかって本当は思っていたんだけど。
職員室に入るとすぐに佐藤先生が反応した。立ち上がって俺のそばにやってくると、そのまま生徒指導室に津入れて行かれた。
佐藤先生がドアをノックすると部屋から「どうぞ」と声がした。
聞いたことのない声だ。
先生はドアを開けると軽く会釈をし、「月人柊を連れてきました。……おい月人」と促すように顎をしゃくった。
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