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流転の防人
序章「遭難」
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開いた。
「しかも、この反応は唐突に我々の警戒区域内に出現した、船舶ならば前もって接近を確認出来るにも関わらず、文字通り突然にな、第一中隊に準備が完了次第、直ちに一部を発進させて接触するよう伝えろ」
「分かりました」
ジルの言葉を受けたヒカルはレーダー画面を注視しながら即座に応じ、ジルはその言葉を聞きながら司令官用のディスプレイに映し出されたレーダー画面とそれに映る6つの輝点を厳しい表情で見詰めていた。

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