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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico31-B乙女の恋路を邪魔する奴は首チョンパ?
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ろしいで〜す。ちなみに自分の胸ね。エオスの胸に触れたらマジで首を飛ばすで〜す」
「は?」「え?」
キョトンとするルシルとエオス。エオスは自分を指差して「私も関係してるの?」って、わたしとルシルを交互に見る。ここで、あれ?って思うわたし。よく考えれば、ルシルとエオスが抱きつく意図が判らない。だってエオスも、姉のセレネも、ユーノが好きなんだから。
「(ひょっとして、わたしの早とちり・・・?)あ、あのさ、ルシルとエオスって、ミラーハウスで抱き合ってた・・・よね・・・?」
「「・・・・・はぁ?」」
ヤバい、確実にわたしの早とちりだ。ルシルもそうだけどエオスの、なに言ってんの?って表情はとてつもなくマズイです、女の子が浮かべて良いようなものじゃないです、はい。どうやら鏡の屈折でそう見えただけのようで。ただ「ごめんなさい」謝るしかなかったので〜す。
「イリスの誤解も解けたそうなので、次のアトラクションへ参りましょう」
トリシュの視線がわたしに向いたから頷き返すと、トリシュも小さく頷き返してくれた。さぁ作戦開始。みんなで次のアトラクションを探すため歩きだす。機会はすぐに訪れた。目の前の人だかり。トリシュとわたしが先頭に立って、人だかりに突っ込む。そして「ルシル、手!」ルシルに手を差し出す。
「あ、ああ・・・!」
ルシルと手を繋いで、トリシュ達とは別方向へと駆け抜ける。人だかりを抜けて周囲を確認。そこにトリシュ達の姿はなかった。ホッとしてると『私たちはこのままビルネ大通りへ向かいます』トリシュから思念通話が来た。
『本当にありがとう、トリシュ。お礼は必ずするから』
『はい♪ では次の行き先の連絡の時に』
思念通話を一旦切る。と、「トリシュ達とはぐれてしまったな」ってルシルが周囲を見回した。まさか、捜そう、なんて言わないよね。
「・・・あの3人には悪いが、このまま行こうか」
ルシルがそう言ってわたしの手を引っ張って歩きだしたから「え? いいの?」って訊き返す。
「今日は君の誕生日プレゼントとしてのデートだからな。さすがにトリシュ達みんな一緒とはいかないだろ。だから君と2人きりになるにはどうすればいいか考えていたが、偶然にも別れたからな。このまま2人で行こう」
「っ・・・、うんっ♪」
こんなに優しいルシル、初めてかも。毎日がこんな風なら良いのになぁ。ルシルの右手と繋がれてるわたしの左手に少し力を込める。離さないように。夢が覚めませんようにって祈りながら。
それからわたしは、トリシュにわたしとルシルの次の行き先、ローラーコースターを伝えた。トリシュはアンジェ達と無事に合流を果たして、反対側にある別のローラーコースターに行くとのこと。
「ルシル、アレに乗ろう! 今、ちょうど
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