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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico31-B乙女の恋路を邪魔する奴は首チョンパ?
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なのが一番なんだね。でも素直に告白しても一発芸扱いされるんだけど。それだけはどうにかしてほしいなぁ。そんなことを考えながらメリーゴーランドのステージに上がる。そして馬に跨ろうとした時・・・
「お姫様はこちらです」
ルシルが馬車の乗り口の前で一礼してた。わたしは少し吹き出した後「はい!」ルシルの側まで行って、差し出されたルシルの手を取って馬車に乗った。そしてルシルは馬車に繋がれるようにある馬に乗った。騎士とお姫様って感じで、「ふふ♪」すごく嬉しい。でもちょっぴり向かい合って話がしたかった、って思った。けどそれは大観覧車までとっておこう。
「お姫様、お手をどうぞ」
2分間のメリーゴーランドが終わって、乗った時と同じように差し出された手を取って馬車やステージを降りて、次のアトラクションをどれにしようかな、って辺りを見回してると・・・
「「あー! シャルとルシルだぁー!」」
ものっすごい聴き憶えの声が聞こえた。遅れて「イリス、ルシル様。お2人だけですか?」3人目の声が。そっちに目をやると、出来れば会いたくなかった3人が居た。うち2人は同じ顔。ミルクティブラウンの髪は、片方は腰まであるロング、片方は肩までのセミロング。瞳は共に桃色。もう1人は、髪色は銀で髪型はインテーク。ルシルとおんなじ。そして着てる服は揃ってザンクト・ヒルデ魔法学院の中等部の制服だ。
「セレネ、エオス、それにトリシュじゃないか!」
そう、わたし達に声を掛けてきたのは、セレス、エオスのスクライア姉妹と、恋のライバルの一角であるトリシュタン・フォン・シュテルンベルクだった。
(なんたること! ライバルのトリシュだけじゃなく、いろいろと騒がしいスクライア姉妹が一緒なんて・・・!)
ルシルとのデートがメチャクチャにされる。どうすればいい。こうなったら・・・戦るしかない、のかも。どう排除しようかと考えてる最中、「セレネ達は学校帰りか?」ルシルがフレンドリーに話しかけた。ああもう。喋り出したら余計にわたしとルシルの2人っきりの時間が無くなっちゃうじゃない。馬鹿。
「「そうだよ。学校帰りで、広場巡りしてるの」」
「古書売り場などを巡っていました。見てください、ルシル様。なかなかの掘り出し物を安く手に入れることが出来ました!」
「どれどれ。おお! 絶版になっている本のオンパレードじゃないか! 読み終わったら貸してくれないか?」
「もちろんですとも♪ あとで感想をお聞かせください!」
「ああ。感想などは個人の捉え方によって違うからな。新鮮な見方が出来るから楽しいんだよな」
「あ、そうなのですよ!」
ルシルとトリシュがあんなに楽しそうに喋ってる。ふつふつと湧き上がってくる嫉妬心、そして寂寥感。そんなわたしに「ねえねえ、
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