けねもこの救出。
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っさと終わったみたいね?」
「あぁ。だけど、咲夜が来てくれなかったら、私は負けてたよ。恥ずかしい限りだ……」
「まぁ、あのザマだとねぇ?」
「それを言うなよ咲夜……」
「それについては聞かないでおきましょ? 早いとこ、零のところに行きましょう?」
霊夢が提案するが、それに対して文句を言ったのは、咲夜だった。
「やめておきましょう? 今の妹紅は体力を大きく消耗している。あなたたちはいいのかもしれないけれど、妹紅に関しては今回戦うのは初めて。慣れていないことをたった一人でしたのだもの。それに、偽物はしばらくたつと復活するらしいし、私たちの休憩もかねて、少し休みましょう」
「それもそうかもな。よし、私たちが倒してきた奴とまた相手することを考えて、休んどこうぜ」
そして、霊夢たち4人は、その場で休憩することにした。
一方、暗基は、妹紅のマガイモノを相手にしていた。
「くっ……、私の仲間がやられちまったみたいだな……」
「お前、それ、ラッシュかましあってる、相手を、目の前にして、言う、つもりか!?」
暗基と妹紅のマガイモノは、某オラオラvs無駄無駄のごとくパンチによるラッシュ比べをしている状態だった。どうしてこのような状況になったのかというと、妹紅のマガイモノがいきなり炎を拳にまとって殴りかかってきたため、それに応戦するためにソウル・インファイトでパンチをしているうちに、このようなラッシュ比べの形になってしまったのだった。かれこれ3分間も休むことなくラッシュ比べをしていたため、暗基は体力的に軽い限界が来ていたのに対して、妹紅には途中で会話を挟むほど、まったく疲れの色が見えてこなかったため、暗基は軽く恐怖を感じていた。
「いい加減ラッシュ比べも飽きたな」
妹紅がおもむろにそんなことを言うと、同時にラッシュのスピードを急速に上げた。そのあまりのスピードに暗基は耐えることができずに、
「ぐおぉぉぉ……!!? もう、むり、だ……!!」
「ふん、ここまで耐えたのもなかなかだけど、くたばりな! 弟君よぉ!!!」
ラッシュをもろに食らう羽目になってしまった。
「があぁぁぁぁぁあああああああ!!!!?」
「ははははは!!! そのまま吹き飛べ!!!」
そしてそのまま吹き飛ばされて、すでに誰もいない民家の壁をぶち破り、やっとのことで勢いが止まった。今まで生きてきた中で、感じることなどまずありえない様々な痛みが暗基を襲っていた。
「がはっ……。何か所か……、骨、イっちまったか……。まさか、こんな状態になるなんてよぉ……」
「なにをぶつぶつ話してるんだ?」
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