幽霊旅館編
二十五訓
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後ろだ。
新八「雪の上を歩いているのに・・・・足跡がついてない・・・・」
その歩いている人はいつのまにか消えていってしまった。
銀時「どどどど、どうなってんだ!?あ、あれか?お化けなのか?いやいやないないない、絶対なーい!」
銀時はお化けが大の苦手だ。幼少時代に何かあったらしい。
新八「ちょっと、落ち着いてください!こんだけ寒くて雪も積もってるところなんですから、きっと足跡がつかないくらいに凍ってたんですよ!」
銀時「そ、そうだよな。絶対そーだ!」
新八「でもあの人・・・様子おかしくなかったですか?声が届いてないっていうか・・・かるく半透明だったような・・・」
銀時「お前さぁ!いい加減にしろよ!今はゴミ袋だって半透明の時代だよ?いるよ、半透明の人くらい!なに?お前怖いの?かえろうか?そんなに怖いなら帰ろうか!?」ガクガクブルブル
新八「あんたが一番帰りたがってるじゃないですか。だいたい、ここは一日に一本しかバスがこないんですよ?どうやって帰るんですか?」
銀時「えっ?・・・ねえ、そういうのやめない?せっかく温泉に来たんだからさぁ。もっと楽しもうぜ!」
新八「そうっすよね。」
神楽「銀ちゃん!女将いたアル!」
神楽達が女将を連れて戻ってきた。どうやら営業はしているらしい。
お岩「どうも。私が旅館の女将、お岩です。」
女将が自己紹介をした時だった。彼女の後ろに半透明の何かが見えた。
銀時(えぇ!?どっちぃ!?女将どっち!?)
お岩「ごめんなさいね、出迎え遅れちゃって。この旅館、私一人できりもりしてるもんだから。」
新八(いや、もう一人いる。明らかにもう一人、半透明の従業員がいるんですけどぉ!)
銀時(おいぃぃ!なんか背負ってるぞ!赤ちゃんか?赤ちゃんだろ?赤ちゃんだと言ってくれぇ!)
新八(そう思いたい!けど明らかに半透明です!)
銀時(半透明がなんだよ?今時、政治だって半透明の時代だよ?いるよ、半透明の赤ちゃんくらい!)
新八(でもおかしいですよ!姉上達が全くのノーリアクション・・・・・あれ?勝家さん、汗すごくね?)
目の前にいる勝家はなぜか汗がダラダラだ。よく見ると震えているようにも見える。
銀時(まさか・・・)
銀時は新八以外の四人には聞かれないよう勝家に話かける。
銀時「おいっ、お前・・・あれ、見えてる?」
勝家「あれっていうと、あれか?あの半透明のやつか?」
勝家はどうやら見えていたらしい。
新八「でも他の二人には見えてないようです。あれが見えてるの・・・僕たちだけなんですよ!」
三人とも身体の震えが止まらない。
新八「さっきのあれといい、ここ・・・かなりやばいところな
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