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KZM 詩&短編集
Honeyworks×SAO二次
東京サマーセッションfeat.頼翔 雪咲 清文 琥珀 理央 詩乃
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珀だった。






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆






一方、頼翔と雪咲も花火大会に来ていた。かなり早くから来ていたのでかなり歩き回っていた。

「やっぱりたくさん人がいたねー」

「年に一度だからな。綺麗な花火も見れるし、屋台もいっぱい出てるし」

「私もこの花火大会楽しみにしてたんだ♪ 年に一度だし、ずっと見てるから」

「俺は……見れたり見れなかったりかな。じっちゃんはアメリカ人だけど、俺が生まれたころにはもう日本にいたから小さい頃は見てた。ここ何年かはいろいろあったからな」

「そうなんだね」

「っと……そうだ。ちょっと自販機で飲み物買ってくる。ちょっと待っててくれ」

頼翔が自販機まで走っていく。

「んーっと……どれにしようかな……」

頼翔が選んだのは、オレンジの缶ジュース。

「よし」

そして、頼翔は再び雪咲の元へと戻る。

「ただいま」

「お帰り」

「じゃ、花火見えるところまで行くか?」

「うん」

「俺が来たときにいっつも見てるところに行くぞ」

二人同時に立ち上がり、そのまま歩いていく。

「今年の花火はどんなのかなぁ……」

「毎年同じじゃないのか?」

「ううん。毎年違うんだよ」

「へー……そうなんだ」

突然、雪咲が周りを見回し出した。

「どうしたんだ?」

「喉乾いちゃって……さっき頼めばよかったなぁ」

「なら……これ飲めば?」

頼翔が差し出したのは、さっき頼翔が飲んでいたオレンジの缶ジュース。

――これっていわゆる『間接キス』だよね……?

それを意識した瞬間、雪咲の顔が少し紅くなる。

「……意識した?」

「……意識した……」

頼翔の思わぬ言葉で余計に顔を紅くする雪咲。

「あそこにゴミ箱あるし、とりあえずあのベンチに座ろうぜ」

「う、うん……」

頼翔の缶ジュースを両手で握ったまま、雪咲は赤面状態で座り、頼翔は少しくつろいでいた。






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆






花火大会に来ていた詩乃と理央だが……どうやら詩乃が少し不機嫌のようだ。

――理央がなかなか私の変化に気づいてくれない……さすがにここまで気づいてくれないと不機嫌な表情が出そうになる

「詩乃、どうしたんだ?」

「……別に」

「あれ、何か怒ってる?」

「……別に……」

「いやどう考えたって怒ってるだろ。俺、何か詩乃の気に障ることしたっけ……?」

「……これでも気づかないのね、呆れた」

「いや、分かんないから」

ため息をつくしかない詩乃。

「じゃあ、ヒント。今日、私、何か違う気がし
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