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黒魔術師松本沙耶香 客船篇
14部分:第十四章
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果ですか」
「そうよ。お友達は死んだことによって貴方に悲しみを与え」
 それこそが悲しみを与えるということなのだというのだ。
「そして奥さんもまた」
「それなら」
「安心して」
 その話の最中にも沙耶香の影とその異形の影の闘いは続いていた。沙耶香の影は剣を振るっている。そうしてその異形の影を次第に追い詰めていた。
 その闘いの中でだ。沙耶香はまた言うのであった。
「因果というものはね」
「因果は」
「断ち切られるものなのよ」 
 そういうものだと教えるのだった。

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