天馬の次世代エースvs.妖精女王
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すよね!!」
タクトさんは両手に七色の魔力を溜めていく。
「まさか・・・タクトの奴あれをやる気か!?」
「あれは未完成のはずなのでは?」
「でもここでやるってことは・・・」
「完成させたということなのだろう。メェーン」
青い天馬の皆さんが何やらタクトさんの出そうとしている魔法をそう言う。
「音楽魔法、ウィング!!」
合わせた両手を大きく広げると溜められていた魔力が雨のように闘技場へと落ちていく。その威力はまるで隕石が落下したかの如く闘技場に砂煙を巻き起こし、大きなクレーターを作り出す。
『こ・・・これはとんでもない大技が放たれた!!』
『まさかここまでの大技を持っていたとは・・・』
『COOL!!&STRONG !!』
実況席もタクトさんのあまりの大技に驚くしかない様子。
「エルザ!!」
「エルザさん!!」
「大丈夫でしょうか・・・」
ルーシィさんとウェンディと俺はあんな大技を食らってしまったエルザさんを心配する。いくらエルザさんでもあんな大技を受けたら・・・
「なーに、問題ねぇさ」
「おおよ、俺たちの知っているエルザが・・・」
晴れていく砂煙、その中に作り出された巨大なクレーターの中で1人の人が大きな盾を構えて立っている。
「「こんなので負けるわけねぇだろ!!」」
『な・・・なんと・・・無事だぁ!!エルザ選手、タクト選手の渾身の大技を受け止めた!!』
エルザさんは金剛の鎧に換装し、タクトさんの魔法を防いだのだった。
「うぇ!?」
「勝利に対する強い想い、それが魔法から伝わってきたぞ。だが」
エルザさんは金剛の鎧からピンクに輝く鎧へと換装する。
「何?あの鎧」
「初めて見ましたけど」
「あんな色の鎧もエルザさんって持ってるんですね」
エルザさんの纏っている鎧を見たことがないルーシィさん、ウェンディ、俺がナツさんたちに聞く。ナツさんは腕を組んで鎧の名前を思い出そうとしているが、こりゃあ多分覚えてないパターンだな。
「なんだっけ?あの鎧」
「妖精の鎧っつったかな?エルザが持っている鎧の中だと一番強いとか聞いたことあんぞ」
「「「へぇー!!」」」
グレイさんの説明に納得する俺たち。あれがエルザさんの最強の鎧なのか。きっとすごいんだろうな。
「すげぇ魔力・・・」
「悪いがこれで終わらせてもらう」
剣を構えて突っ込むエルザさん。
「青い山脈!!」
タクトさんは攻撃を阻もうと山で壁を作るがエルザさんはその山を切り裂いて進んでいく。
「オオオオオオオオッ!!」
「やべ・・・超強いじゃん・・・エ
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