天馬の次世代エースvs.妖精女王
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士と言われている妖精女王エルザ!!果たしてどのような戦いを繰り広げてくれるのか!?』
さっきのエルフマンさんの闘志溢れる戦いとナツさんの仲間への想いを聞いたことで会場は俺たちを応援してくれる声がかなり増えてきている。本当これはうれしいことだな。
「初めまして」
「こ・・・こちらこそ」
闘技場の中心にやって来た2人。タクトさんはエルザさんに対して礼をするのでエルザさんは驚きながらも礼を返す。
「なんか今日のバトルパートって賭け事ばっかりしてますよね?」
「確かにその通りだな」
「どうでしょう、俺たちも賭け事でもしてみませんか?一夜さんの彼女さん」
「全力で否定する!!」
タクトさんに一夜さんの彼女と勘違いされたエルザさんはそう怒鳴る。
「え?賭けしないんですか?」
「そっちじゃない!!」
しかしタクトさんにはそれが伝わっていなかったようだ。
「他に何かありましたっけ?一夜さんの彼女さん」
「それだ!!私は一夜の彼女などではない!!」
「えぇっ!?」
エルザさんに否定されたタクトさんはまるでこの世の終わりみたいな顔をする。
「ウソだ!!一夜さんが昨日寝言で「エルザさん、いい香りだ」って言ってましたもん!!」
「なせそこから私が彼女ということになるのだ!!」
タクトさんのアホな勘違いにますます怒るエルザさん。そういえば出場選手たちの部屋ってみんな一緒だから一夜さんの寝言も聞けちゃったのか。てかせめて男女で別々の部屋にしてくれてもいいのに。毎晩エルザさんが俺かルーシィさんの布団に入ってくるから困るんだよなぁ・・・
「とにかく、私は一夜の彼女ではない!!」
「でもその方が呼びやすいんですけど」
「どこがだ!!」
いまだにエルザさんとタクトさんは謎のやり取りを繰り広げていた。そんなのに構ってたら埒があかないですよ。
「私が勝ったらその呼び方をやめてもらうからな!!」
「じゃあ俺が勝ったらこの呼び方のままでいいんですね?」
「よかろう」
なんか最初のトビーさんとクロヘビ並みにどうでもいい賭けが成立してしまった。いいのかこんな賭けで?
『何やらまたしても変な賭けが成立してしまいましたが・・・』
『別に何かを賭けなきゃいけないわけじゃないんだがね』
『2人ともかっこよすぎるぜ!!COOL!!』
チャパティさんとヤジマさんも少々あきれ気味。ジェイソンさんだけはとても楽しそうだけど。
『そ・・・それでは気を取り直しまして、青い天馬タクト・オリヴィエvs.妖精の尻尾Aエルザ・スカーレット。試合開始!!』
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